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市長と語ろう!笠間タウントーキング3 ~市政懇談会~

市長と語ろう!笠間タウントーキング3 ~市政懇談会~



開催日時 平成20年7月18日(金)午後7時~9時
開催場所 笠間市役所 笠間支所 会議室
参加者 市民26人

<フリートーク(意見交換)>

1.福祉バスについて
2.市長交際費について
3.学校給食について
4.笠間市の教育方針について
5.国道50号線のトンネル(通学路)について
6.水路の整備について
7.資源ごみについて
8.「はなさか」の料金について
9.道路管理と下水道料金について
10.笠間駅南側の有効活用について
11.市長交際費と、観光の推進について
12.陶芸の振興について
<事前質問・回答> pdfファイル 565KB





1.福祉バスについて
【質問】
福祉バスが廃止されましたが、外出を予定している場合はデマンドタクシーでもよいのですが、気軽に出かける場合には、毎日定時に走っている福祉バスも必要だと思います。友部や岩間は今までそういうバスがなかったから抵抗はないと思いますが、笠間にはすでにあったバスなので考え直してほしいと思います。
【回答】
2月末からデマンドタクシーをスタートさせまして、それに合わせて旧笠間市内を運行していた福祉バスを3月いっぱいで廃止しました。笠間地区の皆さんからは、「福祉バスの方が良かった」、「デマンドの方がよい」など、いろいろ意見をいただいているところです。合併に伴い、笠間地区だけでなく友部地区・岩間地区でも、いわゆる交通弱者の足の確保について、何らかの対策をしなければいけないということでいろいろ議論しました。他の市町村が行なっているものも参考にしながら考えた中では、デマンドの方が自宅の玄関口まで行け、非常に利便性が高いのではないかという判断になりまして、最終的にデマンド方式にしたわけです。利用するためには30分前までに連絡をして呼ばなければならないという、若干手間ひまがかかることは事実でありますが、行政としては、乗り継ぎの問題などのご意見もいただいておりますので、デマンドをより利用しやすいシステムにしていきたいと思っておりますので、ご理解をいただきたい。


2.市長交際費について
【質問1】
市のホームページに市長の交際費が載っていましたが、その中身を見てその公共性に疑問を感じました。年間100万円以上になっているので、もう少し中身を検討して使ってほしいと思います。今までの考えではなく、財政も厳しいですから少しでも無駄をなくしていってほしいと思います。
【回答1】
交際費については、無駄な支出をしないようにというのはおっしゃるとおりで、なるべく経費の削減をしているつもりでございます。そしてまた、交際費を市民の皆さんに、どういうものに使われているのか知ってもらうという意味も含めて、公表をしているわけです。必要最小限の中で交際費を使っているつもりですが、今後とも、無駄なものには支出しないように心がけてまいりたいと思います。

【質問1再】
ずいぶん検討して出しているというお話ですが、思ったのは懇親会費が非常に多いということです。そこに市長が出なければ市政を運営できないということが問題だと思います。やっぱり飲み食い費というのは自己負担というのが趣旨だと思うので、そこのところを削ればずいぶん違うと思います。慶弔費で香典もすべてに出すということではないと思うので、見直す必要があるのではないかと思います。
【回答1再】
懇親会費を交際費から出しているのはどうなのかというご意見でございますが、懇親会のすべてに問題があるとは思っておりません。市長の立場で出て、懇親を深める中でいろいろ幅広い意見を聞くことは数多くあります。もちろん、幅広く意見を聞く方法というのはいろんな手段があると思いますが、懇親の場で聞くということもその一つだと思っております。交際費につきましては、合併時に新しい形で決めまして、1年後に再度支出を抑えるよう見直しを行ないました。もちろん、個人的な香典などには一切交際費を使っておりません。ただ、議員さんに限らず、たとえば公職についている方の葬儀等については交際費から香典の支出をさせていただいております。公職という立場で市に貢献されているという観点から、支出をさせていただいております。

【質問2】
市長の懇親会費ですが、私はやはり市長さんには懇親会に出てもらって、意見を聞いてもらいたいと思っています。
【回答2】
ホームページ等で投げかけているのですが、たとえば団体に限らず、地域の住民の皆さんが集まって市長の話を聞きたいとか、懇談したいということがあれば、もちろん日程は調整させていただきますが、どこへでも出ていきますので、遠慮なく言っていただきたいと思います。


3.学校給食について
【質問】
学校給食で、友部地区だけ自校方式だそうですが、非常にいいものがなくなってしまうのではないかと言われています。その辺は、どうなっているのでしょうか。
【回答】
笠間地区と岩間地区がセンター方式、友部地区が自校方式で行なっております。それぞれメリット・デメリットがございますが、今後統一していくのがいいのかどうか、学校給食のあり方について内部で議論をしているとことです。議論はスタートしたばかりですが、内部で議論した後、市民の皆さんの意見を聞きながら方向付けをしていきたいというのが基本的な考え方です。笠間地区の給食センターが非常に老朽化しており、建て直しを含めてどうしていくかということが早急な課題となっておりまして、なるべく早く方向付けをしていきたいなと考えている状況です。
自校給食であるかセンター給食であるかということでありますが、基本的には安全でおいしい、しかも子どもたちに必要な食事をできるだけ安い金額で提供するということが、これからの時代も含めて必要なことだと思います。おいしいもの、栄養価のあるもの、子どもたちの成長に必要なものを提供するのは、自校給食にしてもセンター給食にしても同じように取り組んでおります。ただ、現在諸物価が上がっていて、学校給食はたいへんな状況です。これをどんなふうに考えていくかということも検討材料の一つとして、今考えているところです。

【質問再】
給食の素材の安全性が重要だと思います。食事は子どもたちの将来に渡って影響するもので、今、食べ物は豊富にあっても、中身は非常に添加物が多いのが現状です。そういう意味で、地産地消を考えると、友部の自校方式が重要だと思います。笠間は農業が盛んですので、少し高くても良い素材の提供をお願いしたいと思います。
【回答再】
給食の献立は県が採用する栄養士が作ることになっています。献立は民間に委託はできません。民間に委託できるのは調理業務です。冷凍食品についても成分を必ずチェックをしております。現在、地産地消のシステムづくりを行なっていますが、自校給食でもセンター給食でも栄養の献立は総数として変わらなくなっています。地産地消として本当に笠間だけのものを使うということは困難な状況にありますが、できるだけ地産地消をやっていこうと考えています。センター給食でも、笠間の青果市場から野菜などを入れていますが、当然、地産地消ということでお願いしています。
また、給食は少し高くても安全安心をというお話ですが、安全安心については万全の努力をしております。冷凍食品を使っているからすべて悪いということではなく、当然、成分のチェックをしております。納入された地場の野菜でも虫の状況やそういうものも栄養士を中心にちゃんと確認しております。
食材がここ急に上がっています。今、1食当たり240~250円で、保護者からは材料費を徴収しており、ほかの燃料費などは市が負担しています。それが、この2学期、3学期はそれではやっていけない状況にあります。今後その値段でがんばれるかどうかですので、すべて笠間の地産地消でというよりも、たとえば、笠間産より宮崎産の方が安ければ今回はそれを使うというようなことを栄養士が考えながらやっています。難しいですが、給食費をどうしていくかという検討もすぐ準備をしていかなければなりません。そういうことも含めまして、子どもたちの安全安心に努力をしていきたいと思います。


4.笠間市の教育方針について
【質問】
1.情報公開に関連して、小中学校でどんな行事が行なわれているか情報公開が進んでいると思いますが、笠間市の教育指針、目標などを整理したものをわれわれは見たことがありません。そのようなものを作る予定があるのかどうか、市民にわかりやすく知らせていただければありがたいと思います。
2.教育関連の地方交付税にどういうものがあるのかわかりませんけれども、教材費とか資材購入費とかには交付金がくると思いますが、それを流用している自治体があるという新聞記事がありました。笠間市では流用されているのかお伺いします。
【回答】
1.教育方針につきましては、教育委員会のホームページに毎年載せてあります。各学校でも、毎年、それぞれの教育目標を作っていまして、保護者にはお知らせしています。また、学校によっては回覧板等で地域の皆さんにお知らせしているところもあります。また、教育委員会のホームページから各学校へのリンクが貼ってありますので、各学校のページに行っていただくと、教育目標や、子どもたちが今どういう活動をしているのかという学校活動の具体的なことも載っておりますので、ご活用いただきたいと思います。
小学校14校、中学校7校の21校をまとめてどんな形で出すのか、一斉に出すのがいいのかどうかについては、検討させていただきたいと思います。
2.交付税ですが、例えば、図書標準冊数が児童数・学校規模によって決められていますが、これが100パーセントになるというのが目標です。それに向けて交付税措置がされていくということになっています。本市は全県としては上の方ですが、100パーセントにはなっていません。具体的な数字は今資料がありませんが、たぶん70~80パーセントぐらいだと思います。
考え方としては、「わかりやすいかさまの予算」12ページの中で、地方交付税は平成20年度と19年度で5億5千100万円の減額になっております。図書費などは算定の中に重要なものとして入っておりますが、実際に計算上学校に入っているものについては図書費以外のものが少なくなっていますので、全体的に下がっている状況にあります。ですから、流用ということではないということをご理解願いたいと思います。


5.国道50号線のトンネル(通学路)について
【質問】
寺崎の50号線のトンネルを通って子どもたちが通学しています。地域で行なうトンネル内の清掃も行なったときに、下水が中にありますが、その下水を掃除していいものかどうか、それと、浮浪者がそこで寝泊りをしていたらしく、生活ごみが多数あったので、大丈夫なのかなあと思っています。
【回答】
50号線の横断のトンネルの中に雨水の排水があると思いますが、地域の皆さんで掃除していただけるとたいへんありがたいですが、地域の皆さんで手が負えないときは役所に連絡していただければ対応いたします。また、登下校の安全・安心はたいへん重要でございますので、不審者のような人がいましたら、役所に電話していただければ、警察と連携しながら対応しますので、何か大きなことがあってからでは遅いので、その前に気がついた点あればご連絡いただければと思います。


6.水路の整備について
【質問】
箱田の土地改良事業で工事中の所ですが、河川が整備されて水路も整理されましたが、地区外の水路の水が流れなくなってしまいました。そのため、蚊が発生したり、生活雑排水も流れなくなったりするなど、住民からの苦情が殺到して非常に困ったため、区長を通じて市に整備の要望を出しました。土地改良の地区外で、住民で整備をするとお金がかかるようですので、U字溝を入れてもらえるようお願いしたい。
【回答】
土地改良の区域外で、雑排水を流すきちんとした水路が必要だということだと思いますが、水路は地域の方にとって大きな問題ですので、もちろん、役所と土地改良側と住民とでよく話し合って対応したいと思います。担当課にも伝わっている話だと思いますので、きちんと報告を受けて指示をしていきたいと思います。


7.資源ごみについて
【質問】
1.最近、資源ごみの量が少なくなっているように感じます。旧笠間だけなのか、全体としてなのか、実際にはどのようになっているのか状況をお願いします。
2.ペットボトルを回収してリサイクルするにはエネルギーが倍以上必要なので、うまくいってないということを聞いています。笠間市で回収したごみが最終的にどのようになっているのか、それを確かめ、確実に再生されているのか、その状況を市民全体に知らせて、エコに対する意識を高めることが重要だと思います。
【回答】
1.笠間地区、友部地区・岩間地区におきましては地区によって取り扱いが違うということはご案内のとおりです。友部地区と岩間地区については資源化率が10パーセントちょっとほどで、今確かな数字は申し上げられませんが、資源化率が高まっているという状況にはございません。当然、資源化率を高めていくことは大変重要なことでございますが、市民の皆様のご理解・ご協力なくして資源化率を高めていくことはできませんので、市としても対策の努力をして、市民の皆様にお願いをしてまいりたいと思います。
2.ペットボトルについても、笠間地区、友部地区・岩間地区で取り扱いが違っています。友部地区・岩間地区については国から示された方法に準じて処理をしており、資源としての収入がございます。笠間地区については取り扱いが違いますが、また資源としての収入があります。資源ごみがどういう形で使われているのかということを公表してほしいということですが、今は公表していませんので、一つの問題提起をされたと思っていますので、市民にわかるように公表なりお知らせを検討をしていきたいと思います。


8.「はなさか」の料金について
【要望】
「はなさか」の料金についてお尋ねします。以前350円だったのが今は400円、土曜日曜祭日が500円ですが、人がすごく減っているので、割引券を発行してくれたらいいなと思います。石油も上がっているからしょうがないとは思いますが、夜の7時を過ぎると3~4人しか入っていないので、100円下げても来てもらったほうがいいと思います。芋洗い状態も容易ではないが、もったいないなと思っています。
【回答】
料金については、確かにこの4月から料金改定をいたしました。最大の理由は燃料代のアップということでございまして、今の原油価格の高騰からすると、この料金でも追いつかない状況で、運営上たいへん厳しい状況になっています。割引券ということですが、たとえば回数券を出すとか、そういう工夫はしているつもりですが、上がったということに抵抗があるのは事実だと思います。値上げするにあたっては、当然他の施設、柏井のゆかいふれあいセンターの値段との統一性など、もろもろ含めまして、最終的に料金見直しをしましたので、ぜひご理解いただきたいと思います。今、指定管理者の社会福祉協議会に委託していますが、この施設を旧友部町で造ったときには、位置づけとしては福祉施設でした。ですから350円という料金にしたのだと思います。ただ、現実的には、福祉施設というよりも娯楽施設です。娯楽施設としてとらえれば、適正な金額かと思っております。おっしゃることは重々わかりますが、よろしくお願いしたいと思います。


9.道路管理と下水道料金について
【質問】
1.現在、笠間停車場線の荒町の道路管理委託を受けていますが、歩道の部分に花壇を作っているところがありますが、荒町から鉄砲町にかけて雑草が伸び放題になっているところがあります。整備を考えてほしいと思います。
2.下水道料金について教えていただきたい。
【回答】
1.すぐに確認して、草の撤去をしたいと思います。後で担当課から連絡させます。
2.原油高でいろいろと料金が上がっている状況の中、お支払いをする側とすれば安い方がいいというのはわかります。市では、下水道の整備に対する投資とかいろいろな角度から料金を設定していますので、適正な料金だと思ってお願いしております。ちょっと話がそれてしまいますが、笠間市で本来下水道に入っていただく地域の中で、約3,500件の方が加入していません。これは役所側からすれば、それだけの下水道整備をしたので、加入してくれないと料金も入らないので、そういうことが続いてしまうと料金に跳ね返るという状況になってしまいます。当然お願いはしていますが、そういう現状の問題点もございます。


10.笠間駅南側の有効活用について
【質問】
旧笠間は道路も良くなって、355号や50号、水戸線、北関東自動車道のインターなどで条件がいいはずなのに人口が減り続けています。今後、北関東自動車道がさらに先へ開通していくと、人が北関東に流れて水戸線が衰退していくことになったとき、手遅れにならないように、JR笠間駅を中心としてまちづくりを考えていけばよいのではないかと考えます。お稲荷側は通りの区画や商店街の活性化が考えられますが、人が定着できるよう笠間駅南側を用途指定し、区画整理は大変なので、単純買収で道路を作り、周辺は民間活力を有効活用していくなど、旧笠間に魅力を感じるように考えていくべきだと思う。考えを伺いたい。
【回答】
駅の南側については、旧笠間市時代に、広場を作って355号に道路をつなぐ計画がありましたが、現実的には、駅から比べるとかなり高低差があり、投資効果を考えると、今の笠間市で過大投資をするには問題点が多すぎるのかなと思います。いずれ南側には355号バイパスが通りますので、早期に開通するよう県に働きかけていくことが優先でありますし、バイパスによって南側の状況も変わってくると思いますので、そのときでも遅くはないかと思います。
水戸線の活用ですが、ガソリン代も値上りしておりまして、車通勤から電車通勤に変えるという方も増えておりますし、また、環境にいいのは鉄道だということで、見直されてきているのは事実でございます。市としましては、水戸線の活用について県と連携しながら、本数の増便などをJRにお願いしていますが、JRも民間でございますので要望に応えてくれるという状況にはないのが現状でございます。また、整備なり開発をすべて公共がやるべきとは考えておりません。ただ、この地区に民間活力を導入するということは難しい状況だと思っています。ただ、あそこに限らず、民間が投資しやすい場所もありますので、条件提示をして検討してもらうということは必要だと思っています。

【質問再】
駅の高さまでわざわざ地盤を上げる必要はないと思います。要は、川の水が周辺にあふれなければいいわけです。道路用地を確保して、同時に調整池を兼ねた笠間らしい親水公園をつくり、後は民間が入って造成しやすいようにする。また、今のうちに笠間駅利用者を増やすように誘導していき、JRにも高速化の働きかけをして笠間駅利用者を増やすために努力をしている市の姿勢を示していっていただきたい。
【回答再】
駅の南側のご意見についてはわかりますが、今の時点では市長の立場では手をつける考えはございません。それと、水戸線の利用拡大については、われわれも手をこまねいているわけではございません。通勤・通学、観光含めて拡大を図っていく考えでおりますので、ご理解いただきたいと思います。


11.市長交際費と、観光の推進について
【質問】
6月4日に茨城新聞社の友末社長の話を約1時間聞きました。一番友末さんが心配していたのは、笠間の観光客数が最近減っているということで、数年前までは笠間が1位だったのが、最近は1番が水戸、2番が筑波、3番目が笠間で330万人、最近多いのが大洗で557万人、2番が筑波で380万人、水戸が375万人、笠間が315万人ということです。また、最近、福島の岳温泉がだめになりそうだったのが、空港のおかげで客が入ったという話を聞きました。茨城空港がまもなくできますが、笠間としてどのような宣伝をしているのか、このままではますます笠間の観光客が減ってしまうので、観光行政にもっと予算をつけてもらって、客がほかに流れないような対策をお願いしたいと思います。
【回答】
観光につきましては、おっしゃるような状況でございますが、笠間にとって観光は一つの大きな目玉であり、地域活性化の上で観光振興を拡大していくのは大変重要なことだと思っております。北関東自動車道ができて利便性が高まるのはありがたいですが、ややもすると通過点になってしまうのではないかと危惧されていることは事実であります。笠間市にはいろいろな歴史的・文化的な資源や、焼き物をはじめとするいろいろなものがありますが、これらをうまく組み合わせて、観光客の誘致に結びつけることをどうしていくかを、現在民間人を観光マネージャーとして取り入れて議論をしているところです。観光基本計画を立ち上げ、それに基づいて観光客の誘致の拡大を図っていきたいと考えております。
観光は、行政がリーダーシップをもって進めていかなければならないのは事実ですが、たとえば観光客が来たときに行政が接点を持つわけではありません。各お店なり観光地の方々が暖かい気持ちを持って迎え入れるという、そういう意識も醸成していかなければならないと思っております。それと、笠間は文化的遺産が点在しておりますので、たとえば一定の時間歩いて笠間の歴史とか趣とかを感じられるところが欠けているのではないかと考えております。愛宕山や北山公園、佐白山などいろいろありますが、できれば、なんといってもお稲荷さんは一つの大きな目玉でありますので、歩いて門前町を感じられるようなまちづくりをしていくことが重要ではないかと考えております。


12.陶芸の振興について
【質問】
笠間の陶芸はだいぶ有名で、全国から若い人たちが陶芸家を目指して集まってきていますが、その受け入れ態勢に工夫をお願いしたいと思います。たとえば、入って来やすく、しかも独立しやすい環境を整えてはどうかと思います。
【回答】
若い方が窯元に見習いに入って独立していったり、窯業指導所で勉強して独立していったりする方が非常に多くなってきている傾向にあります。これは、笠間焼の振興という観点から拡大をしていかなければならないのは当然でありますが、作家の方にももう少し勉強してもらいたいという意識は持っております。今は、誰の承認も得ないで独立していけるシステムになっています。また、値段は誰が決めるといったら自分が決めるわけです。作家といえども物を作って売れなければ、仕事として成り立たないわけです。技術力をきちんと高めていかなければ、成長していかないのは自然の理でございます。行政が振興を図ることは当然ですが、一方で作家の人たちにもしっかりと勉強してもらって、大成してもらいたいという考え方は持っております。組合にもよく申し上げております。

問い合わせ先

このページに関するお問い合わせは秘書課です。

〒309-1792 笠間市中央三丁目2番1号

電話番号:0296-77-1101 ファクス番号:0296-78-0612

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