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市長と語ろう!笠間タウントーキング1 ~市政懇談会~

市長と語ろう!笠間タウントーキング1 ~市政懇談会~



開催日時 平成20年7月4日(金)午後7時~9時
開催場所 笠間市役所 本所 2階会議室
参加者 市民28人

<フリートーク(意見交換)>

1.災害時の緊急避難について
2.笠間市歴史民俗資料館の利用について
3.市の農業振興への取り組みについて
4.個人情報保護について
5.財政関連数値について
6.避難場所の看板の設置について
7.環境税について
8.不法投棄対策について
9.個人情報の弾力的な運営について
10.道路の縁石について
11.学校の調理室の利用について
12.通学路の歩道について
13.通学路の街灯について
14.農業支援について
15.小規模校の統廃合やモンスターペアレンツの問題について
16.水戸市50万都市構想について
<事前質問・回答> pdfファイル 565KB





1.災害時の緊急避難について
【質問】
災害時の緊急避難について、災害弱者全員を行政だけで救助するのは無理だろうと思うのですが、そこに地域の方やボランティアの方がどのようにかかわったらいいのか、また、災害弱者救助体制作りはどうなっているのでしょうか。
また、一部の社会福祉協議会のボランティアグループの関わっている災害弱者を含めた福祉マップ作りをしている動きについて、行政はどのように捉えているのでしょうか。
災害時には車を動かすことは無理ということですが、どうしても車でないと動けないという人の救出はどのようになるのだろうか。一部の車に動かしてもいいというステッカーのようなものを用意して、その車で救出してもいいというようなことを考えていただけないでしょうか。
【回答】
災害時に視覚障害者、身体障害者、高齢者の寝たきりの方などが避難できるのかという大きな課題がありまして、今検討を指示したところです。例えば、協定を結んで、市内の障害者の施設や老人ホームなどに、受け入れをしてもらえる仕組みづくりができないかと検討を始めたところです。
視覚障害者への対応やどこにどのような障害・ハンディキャップを持った方がいるのかをどうやって把握していくのか。行政だけではなかなか難しいので、ボランティアの方や社会福祉協議会の協力を得て把握していき、細部についてはいろいろな課題があると思いますが、進めていきたいと思います。
また、市では自主防災組織の結成を進めています。現在笠間市では、昨年度までで県の平均57.6%の結成率に対し、4.1%でした。非常に結成率が低いので、これに力を入れております。昨年度から比較すると現時点で4団体が結成の準備に取り組んでおり、延びております。このまま県の平均ぐらいまでには延ばしていこうと考えています。皆さんの地域でも、自主防災組織についてご協力をお願いしたいと思います。
災害時の車での移動については、災害の度合いにもよりますが、一般的には災害の時には緊急車両以外は通行止めになります。緊急搬送、緊急物資の搬送、それ以外は公安委員会や道路管理者が通行止めにするというのが一般的だと思います。民間車両に許可を出したりするとかえって、緊急車両のさまたげになる恐れがありますので、その状況に応じてということでご理解いただければと思います。



2.笠間市歴史民俗資料館の利用について
【質問】
宍戸小学校の前の民俗資料館の利用状況について、市内の方の利用が少ないが、数多い貴重な資料が整理されていないことと、市民の方に存在を理解されていないということも一つではないかと思います。また、小学3・4年生の郷土学習の時間での利用が、市内の小学校数校に限られており、子どもたちの利用が少ない。それはなぜかと考えてみると、資料館に移動する足が確保できないのかと思うので、市のバスが使えないのかお聞きしたい。
また、子どもたちが利用するためには、指導していく先生方が十分に理解していないのではないかと思うので、当市に赴任された先生方に巡見してもらうことはできないのか。
【回答】
合併しても、旧市町の枠の中で生活をそれぞれしていたので、隣の町にいろいろな施設や歴史的なものがあっても、その地域に住んでいる人含めて行ったことがない、見たことがないということが結構あると思います。それは、子どもたちも同じ状況であると思います。いろいろな形で知ってもらう、PRしてもらうということが必要であって、今回の市民の方のご協力をいただいて「笠間まるごとガイド」を作成し、各戸に配布しました。ここには、新しい笠間市のいろいろなものが載っています。こういうものを含めて、宍戸の資料館もPRしていきたいと思います。
市のバスの利用についてですが、社会科見学など学校の行事での市バスの利用はかなり多く、学校教育の中で市のバスを活用しています。
また、資料館の利用についてですが、場所が狭くて、人数が入れない。クラスごとに行くと時間がかかってしまうということがあります。笠間・岩間でも民俗資料が収集されているのですが、展示されていない状況で、岩間公民館・図書館が支所に移転した際には、空いた建物を利用して、展示施設等を増やせたらと考えているところです。また、民俗資料館から資料を学校に貸し出すことができるシステムを作っていきたいと考えているところです。
市内の巡見は、新しく笠間に赴任した教員については、行っています。毎年、夏休みに社会科研究等が中心となって、笠間市の歴史に詳しい方と一緒に回っています。



3.市の農業振興への取り組みについて
【質問】
農業者の立場を理解してもらうとともに、市の行政に反映してもらいたい。
小麦などが例ですが、低い収益でもって、農業を続けろと言われても続くわけがない。ですから、耕作放棄地がいっぱい出てくる。そういう状況ですので、市も農業について考えてほしい。
宮崎県はトップセールスで県の特産物を積極的にPRしているが、笠間にもいろいろな特産物がありますので、市を挙げて銘柄とし、ブランド化して販売をしていくという努力がほしい。
農業に関する予算にしても、少ない。担い手がどんどん高齢化して、後継者がいない。資金はどんどん上がって、国内の穀物価格は下がっていく。まさに農業は危機状態であるので、農業者の努力だけではどうしようもない。行政やわれわれ農業団体が協力し合ってやっていく体制をぜひ、作ってもらいたい。
【回答】
「市の農業への力入れが足りないのではないか」というご意見だと思うのですが、農業も一つの地場産業だと思っておりますので、市で独自でできるもの、県と連携を組まなければならないもの、国の制度の中で行うものそれぞれあるわけですが、市としては決して農業に力を入れていないということはございません。
県内では生産量で一番の梅、友部町時代からの銘柄産地に指定されている小菊、生産量県内3位の栗など、既存の農産物などを伸ばす努力をしていく必要があると思います。
米のブランド化など、ブランド化についてもいろいろ力を入れているつもりなのですが、結果として形に表れていないという反省すべき点もあります。
トップセールスについてですが、私なりに農業生産物に限らずPRをしていっているつもりですが、足りない点があれば、さらに先頭に立って進めていくつもりです。
また、農業者の方から「行政でこういう施策が足りない」、「こういう制度がほしい」ということがありましたら、意見を出していただくのも一つの方法かと思っています。取り組みを一緒にしていきたいと思っています。



4.個人情報保護について
【質問】
昨年の懇談会で、市では、福祉に関する災害時の情報に関して、個人情報の観点からなかなか開示はできないが、福祉の観点からは開示してもいいと答えていただきました。その後すぐ、マップ作りに取り掛かかりましたが、実際はなかなか開示には至りませんでした。 充実したマップ作りのために、ぜひ、情報を開示していただきたい。
【回答】
個人情報については、法律が制定されたとき、市も過剰反応的になってしまったところがありまして、国からもっと弾力的に運用してよいという通達がありまして、特に福祉の災害弱者については、開示は問題ありません。問い合わせていただければ、開示したいと思います。



5.財政関連数値について
【質問】
「わかりやすいかさまの予算」について、非常にわかりやすいが、算式が入っていない。入っていれば、われわれ市民にももっとわかりやすいのではないかと思います。また、地方財政健全化法の施行に伴い、この秋に公表されることになっている4つの指標にも、わかりやすい算式をつけて公表してほしい。
【回答】
財政健全化法が国で作られ、今年の秋に19年度の決算に対して、4指標を公表していくことになっていますので、市でも準備をしています。いろいろな広報手段を使って、公表をしていきたいと思います。ただ、計算方式は複雑で、掲載したとしても理解が難しいのではないかと思います。



6.避難場所の看板の設置について
【質問】
避難場所について、笠間地区には看板が付いているが、冊子で配布をしてあるからいいのではなく、合併した以上は、きちんとした看板を作って付けてほしい。市民がいかに避難所に行けるかが大切だと思うので、多少予算がかかってもやっていただきたい。
本当に避難所として役立つのが小中学校なのか。実際、市で避難所として指定してあるのがどこなのか、おそらく市民はわからないので、きちんと明確にしてほしい。
また、実際の避難所は、想定何人くらいの人が避難してきても大丈夫なのか、具体的に数値を出してもらいたい。
【回答】
避難所については、今年の3月に「防災のしおり」を全戸配布し、笠間地区は14箇所、友部地区は11箇所、岩間地区は6箇所、一時集結場所等も掲載してあります。確かに看板は現時点では設置されておりません。これについては、昨年も質問があったと記憶しているのですが、そのまま整備されないできており、そういうことで、今質問があったと思いますが、今後どういう形がいいか検討させていただいたいと思います。
避難所の場所はお知らせしてありますが、何人収容できるのかという部分は計画の中に入っておりませんので、検討させていただきたいと思います。
(後日回答)
避難所の廊下やトイレなど共用スペースを除く収容可能な面積は31箇所合計で77、200m2であり、1人当り2m2のスペースが目安とされていますので、避難所の収容人員は38、600人を見込んでいます。



7.環境税について
【質問】
今年県の環境税が導入されたが、それが笠間の里や川にどのように還元されるのか、市から県へ市のこのような部分に使わせてほしいと要望を出しているのか。
【回答】
間伐や涸沼川流域での高度浄化槽の設置補助に環境税の一部が市へ来ることになっています。間伐についても、今事業計画を立てているところです。
県税(環境税)全部で16億、湖沼関係で8億、山林関係で8億。8億の内訳ですが、間伐に4億、県産材の木の促進に1億、PRに1億ずつ使っていくとのことです。間伐は全部の山が該当するわけではなく、特に真っ暗な山林、植えっぱなしのようなところを判定して、笠間では5年間で100ヘクタール近く実施予定です。笠間の土地の44%が山林です。国有林も2000ヘクタール弱あるのですが、そのほかはほとんど民有林です。その中で整備をしていくということですが、特に森林組合関係にお願いすることになろうかと思いますが、今年度の割り当てでは37ヘクタール、これは間伐と簡単な間伐作業路を作るのを全額補助で、受益者負担なしで進めて、山林の保全、環境問題を含めて、5年間実施していくものです。



8.不法投棄対策について
【質問】
不法投棄対策の推進事業で、マップを作成して不法投棄の多い場所を把握し、パトロールをすることで、市全体で不法投棄の抑制につなげていくということですが、このマップ作りで、住民を集めてどの辺にどういうものが置かれているのかを聞き出していただきたい。
また、たまたま犬の散歩で投棄をしようとしている人も見かけ、注意したら、お金がかかると言われた。土地所有者が搬出していただければ、費用はいただかないということになっているというが、個人の問題で、他人名義の土地に不法投棄をしていく。市に緑のかごで出されるごみを出した人に対して、補助金を出せないか。不法投棄防止のために、個人で粗大ごみを出してもらえるようになるようにできないかと考えます。
また、ポイ捨てやペットのふんの問題など、行政の方でなんらかの方法を考えてほしい。
【回答】
不法投棄やペットのふんの問題などいろいろな問題がありますが、行政がどこまでやるのか非常に難しい問題であると思います。本来であれば自己責任で、お金がないから捨ててもいいというような理屈が通れば、世の中おかしくなってしまいます。本来の基本姿勢を守っていれば、こういうことはおきないのですが、今の時代はモラルに任せていたのでは、守れず、罰則規定を設けて取り締まっています。しかし、罰則規定が有効に活用されていない。行政が補助を出せばいいのか、どうかは難しい問題だと思います。なくしていくには、罰則規定を強化することも必要だと思っているのですが、条例でどこまでできるか、効果がどこまで継続するのかとも思っています。課題としてよく検討させていただきます。
不法投棄のマップを作るのにはその地域の方が当然よくわかると思いますので、地元の方によく聞いて作成していきたいと考えています。



9.個人情報の弾力的な運営について
【質問】
個人情報について、先ほど弾力運営をするという話があったと思いますが、市役所で得るいろいろな情報について、たとえば水道管が何ミリで引かれているか、急ぎ知らなければならないのに役所では委任状等がないと教えられないなど、時間と手間がかかる。水戸市はもっと弾力的であったと思うが、笠間市ももっと弾力的にお願いしたい。
また、水道管ですが、下水道と上水道と一緒に工事をすればもっと効率的ではないのか。
【回答】
水道管と下水道工事については、計画に沿ってすすめているので、多少融通の利かないところもろうかと思いますが、個別については担当課でご相談いただければと思います。
個人情報については弾力的な運営は必要だと思っておりますが、個人情報が厳しくなった背景には悪用する人がいるということがありますので、ケースバイケースで対応していきたいと思いますので、ご理解いただければと思います。



10.道路の縁石について
【質問】
街の中の交通安全について、運転していて気づいたのですが、縁石が一つだけある場所があり、昼間は目立つが、夜はわかりにくく、車がパンクするだろうと思うので、対策をお願いしたい。
【回答】
車道と歩道の境界ブロックですが、歩行者の安全のために入れています。道路から個人宅に入る入り口は開けなければならなので、1軒の家に入るのに4m程度空けております。それが連続して2件空けるとなると、8mにするのかというと、車が入りやすく危ないので、真ん中だけ入れるということになります。安全を確保するつもりが、返って危険を招いているのが現実にありますので、運転者の目線に合うポールに替えるなど、臨機応変に対応したいと考えております。市役所でも対応中ではあるのですが、気がついた場所がありましたら連絡いただければと思います。



11.学校の調理室の利用について
【質問】
夏休みに親子料理ということで事業を実施しており、大原小学校の調理室を使わせていただいているのですが、他の学校の調理室も使わせていただけるのでしょうか。
【回答】
夏休み中であって、子どもたちが使っていなければ、学校に借用書を出していただければ使うことができます。ただ、大原小学校は学校開放事業対応に使い勝手がよくできているのですが、他の小学校は、子どもたちの授業に使うための教育施設ですので、大人への使い勝手の問題があります。残飯等の処理をきちんとしていたければ、一度見ていただいて、もしよければ、お貸しすることはできます。



12.通学路の歩道について
【質問】
南小学校の近くに住んでいるのですが、通学路が非常に危ない。南小の近辺だけではないと思いますが、まず歩道がない。線が引いてあるが、線の外側を通れというような状態である。自転車通学が多いのに、今のところ事故が起きたとは聞いていないが、大きな道路も大事だが、今後の整備予定を伺いたい。
【回答】
考え方としては、学校周辺の道路については歩道整備を行っております。学校から遠くなると歩道がなくなっているのは事実です。全部歩道をつけるのは理想ですが、現実はなかなかできないので、緊急を要するところや危険箇所を対応しています。
大きな道路については、合併に伴い合併特例債を活用して、幹線道路を重点的に整備しておりますが、生活道路でも危険箇所については把握しながら改善をしていきたいと考えています。



13.通学路の街灯について
【質問】
ここ10年見ていても街灯が増えたという感覚はなくて、毎年新入生が入ってくるたびに話しが上がる危険箇所は同じ場所で、改善されていないと感じる。必要箇所について設置しているということですが、人が多く通るところを重視していると思う。防犯上、死角をなくすことが大事で、人が少ないところこそ優先的に考えていただきたい。
【回答】
防犯灯は地区によっても設置に差があります。行政で設置すべきところはきちんと設置していきたいと考えています。



14.農業支援について
【質問】
農業は、チャレンジしようとしても組織がないし、工業に比べて経営支援が少ない現状で、経営が大変であると思う。市として支援をしてほしい。
【回答】
国の制度に基づいて対応していますが、貴重な意見として対応してまいりたいと思います。



15.小規模校の統廃合やモンスターペアレンツの問題について
【質問】
新聞で少子化から小規模学校は統廃合されるという記事を見たことがあるが、笠間市においてはどのように統廃合されていくのか。 また、最近テレビ等でも話題になり、モンスターペアレンツの存在が問題になっているが、笠間市では実際に問題になっているのか。また、給食費の未納などの現状はどうなっているのかお聞きしたい。
【回答】
県で学校適正規模が示されています。子どもたちの人口動態をみると、どんどん少なくなっているのが現状ですが、県の基準に満たないから統廃合が決定するということではなく、地域の教育環境等を考えながら、市としてこれから検討していくところです。 給食費の未納についてですが、市内でも実際にあります。給食費は、1食240~250円程度で、保護者には食材費のみを負担していただいています。笠間市は他と比べると未納は少ないですが、未納の保護者へは、子どもたちに配慮しながら、督促や理解を促したいと思います。
モンスターペアレンツは、本市でもいます。だた、そういう方は、子どもを心配しているということが根底にありますので、学校と共通理解を深めていくことで、対応したいと考えています。



16.水戸市50万都市構想について
【質問】
水戸市50万都市構想について、笠間市としてはどう考えていますか。
【回答】
県央地域首長懇話会は、合併のための協議会ではないので、フリーに話し合う場と考えています。私の使命は、笠間市の合併効果を作り出すことと考えていますので、それ以上は答えられません。

問い合わせ先

このページに関するお問い合わせは秘書課です。

〒309-1792 笠間市中央三丁目2番1号

電話番号:0296-77-1101 ファクス番号:0296-78-0612

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