六所神社祭礼
六所神社祭礼について
六所神社
明治6年(1873年)に下郷地区の五社を八幡神社(上町(かみちょう))に合祀(ごうし)し、八幡神社を六所神社と改称したことに始まります。五社とは古山(こやま)の鹿島神社、大網(だいあみ)の雷(いかずち)神社、新渡戸(にわっと)の稲荷神社、茅生(かよう)の星宮(現・妙見神社)、室野(むろの)の熊野神社です。八幡神社は、康平年間(1058~1064)源義家が奥州征伐に向かう途中、岩間の地を通った際、戦勝を祈願して祠(ほこら)を建てたのが始まりといわれて、源義家にまつわる伝説や地名が残っています。以来、代々の領主により庇護され、氏子たちによって守られてきました。
例大祭
現在のような幌獅子や山車が参加する形式の祭礼は、明治6年の合祀を記念して始められたといわれており、140年を超える歴史を重ねています。祭礼ではいろいろな慣例やしきたりがあり、それを守ることで、町内間のもめごとが起こらなくなり、地域との結びつきがより密なものとなっています。
六所神社の例大祭は、毎年11月の第1土・日に開催され、氏子町内から山車や幌獅子が10台程度参加し、街中を練り歩く岩間地区最大のお祭りです。
例大祭のときに奏でられる「岩間囃子」は、笠間市指定民俗無形文化財に指定されています。
特徴
幌獅子といえば、本市の周辺では石岡市の「石岡のおまつり」が特に有名ですが、獅子頭の振り方や造りに大きな違いがあります。石岡では、獅子頭を横に振ったり、回転させて沿道のお客さんを楽しませます。一般的に獅子舞に使われる獅子頭には、角は生えていません。もちろん石岡のまつりに使われている幌獅子にも角は生えていません。
一方で、六所神社の獅子頭は、横に振るのではなく縦に振り降ろします。その重さは20キログラム前後もあり、周囲の掛け声は、「上げろ!上げろ!」と、より高く持ち上げることを競い合います。これはより高く振り上げることで、力自慢をして町内の勢いを示すことからきているそうです。
獅子頭の造りでは、1本の角が生えていることが大きな特徴だといえます。
氏子町内
まつりを執り行う氏子町内は、岩間駅周辺に位置する八つの町内会です。
(1)上町 (2)中町 (3)榮町 (4)日吉町 (5)旭町東 (6)旭町西 (7)南春日町 (8)吉岡
例大祭日程
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※交通規制により周辺道路の混雑が予想されます。ご注意ください。
例大祭余興
例大祭の各日程終了後には、岩間駅西口前からすずらんロード商店街までの約300mの区間が歩行者天国となり、幌獅子及び山車の共演巡行が行われます。大勢の見物人と一体となって、熱く盛り上がります。
※11月4日(土曜日)19:00 / 11月5日(日曜日)20:00 歩行者天国終了
祭礼当日の様子
六所神社祭礼の様子を動画でご覧いただけます(笠間チャンネルのサイトへ)