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茨城国際音楽アカデミーinかさま

音楽講座

音楽講座1

音楽の聴き方
平成31年3月23日(土曜日) 14時~15時 茨城県教育研修センター レストラン
講師:梅津 時比古

 よく、音楽は世界の共通語と言われますが、そう簡単なことではありません。音楽は、一人一人の内面に入る言葉ではあると思いますが、それが、一人一人をつなげてゆく言葉になるためには、それぞれが立つ文化の文脈を学ばなければなりません。実は、あなたも私も、音楽を自分の耳では聴いていません。右耳は歴史の流れとしての文脈の耳、左耳は地域ごとの文脈の耳で、それらの総合として私たちは音楽を聴いています。私が悲しいと感じる音楽を、ドイツ人の誰かは、楽しいと感じていることも十分に考えられます。それは、演奏法にも大きく響くことです。そのことを考えてみたいと思います。

講師プロフィール
梅津時比古 梅津 時比古 Tokihiko Umezu
 早稲田大学第一文学部西洋哲学科卒。現在、桐朋学園大学学長、毎日新聞学芸部特別編集委員、早稲田大学講師。著書に「<セロ弾きのゴーシュ>の音楽論」(芸術選奨文部科学大臣賞、岩手日報賢治賞)、「<ゴーシュ>という名前」(NHK 制定「日本の100 冊」)、「神が書いた曲」「フェルメールの楽器」ほか多数。音楽評論で初の日本記者クラブ賞受賞(2010年度)。内外のコンクールの審査員、CD 制作やコンサートのプロデューサーも務める。

 

音楽講座2

歴史的演奏とは?
平成31年3月24日(日曜日) 10時30分~12時 茨城県教育研修センター レストラン
講師:西原 稔

 近年、「歴史的な演奏」が注目されています。モーツァルトやショパンの時代のピアノを用いた演奏が大きな評判を呼び、最近、ショパン・コンクールにおいてプレイエル部門が設けられて話題になりました。現代のピアニストは過去の楽器の音色や表現を現代の楽器による演奏にも取り入れようとしています。また弦楽器においても同様の傾向があります。ただし弦楽器では楽器ではなく、演奏法が注目されています。この講座では過去の楽器の音色や演奏法などについてもわかりやすく取り上げていきたいと思います。

講師プロフィール
西原稔

西原 稔 Minoru Nishihara
 東京藝術大学大学院博士課程満期修了。桐朋学園大学音楽学部教授。
 18、19 世紀を主対象に音楽社会史や音楽思想史を専攻。「音楽家の社会史」、「聖なるイメージの音楽」、「シューマン 全ピアノ作品の研究」、「ピアノの誕生」、「楽聖ベートーヴェンの誕生」、「クラシック 名曲を生んだ恋物語」、「音楽史ほんとうの話」、「ブラームス」、「クラシックでわかる世界史」、「ピアノ大陸ヨーロッパ」、「世界史でたどる名作オペラ」などの著書のほかに、共著・共編で「ベートーヴェン事典」、翻訳で「魔笛とウィーン」、監訳・共訳で「ルル」、「金色のソナタ」「オペラ事典」、「ベートーヴェン事典」などがある。

問い合わせ先

このページに関するお問い合わせは生涯学習課です。

〒309-1792 笠間市中央三丁目2番1号

電話番号:0296-77-1101 ファクス番号:0296-71-3220

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