市民の声 詳細
財政の黒字部分を少し納税者へ還元してほしいです
みなさんからの声(原文)
財政の黒字化という市報の記事について、歳入の方が多い事は大変結構な事だと思いますが余剰金を市民の納税者に還元してもらいたいです。
19億分黒字なら1億くらいは還すとか、1人1万円くらい還すとか。
是非ご実施ください。(40代男性)
回答結果
笠間市の決算報告に関心を寄せていただき、ありがとうございます。
令和5年度の決算は、歳入から歳出を引いた差引の金額が19億9,752万5千円です。
歳入から歳出を引いた額がプラスですので、黒字の決算となります。
しかしながら、地方自治体の会計処理は特殊であるため、説明をさせていただきます。
民間企業の会計処理で採用されている発生主義と異なり、地方自治体の会計処理では現金主義を採用しているため、原則として決算は黒字になります。
大まかに言うと、市民からお預かりした市税や国県補助金などの現金があって初めて事業を実施する会計処理となります。
このため、笠間市以外の県内市町村も同様に黒字です。広報紙では、掲載の内容をシンプルに分かりやすくするため、このあたりの解説は省略しています。
また、広報紙に掲載している歳入内訳のとおり、預貯金の取り崩しであるなどの繰入金で約13.8億円、借金である市債の約17.7億円も含まれていますので、笠間市は余裕がある財政運営とまでは言えない状況です。ご指摘いただいた納税者への還付とはいきませんが、納税者の皆さんからお預かりしている税金を、納税者だけでなく教育や福祉、インフラ整備など市民生活に役立つ形で市民の皆さんに還元していきたいと考えています。
地方自治体の会計処理が特殊であり、法律で決められているものであることから、市民の皆さんには馴染みがなく分かりづらいものですが、今後も健全な財政運営と分かりやすい広報に努めていきますので、ご理解をお願いします。
担当課
財政課
※回答当時の内容のため、最新の情報とは異なる場合があります。
詳しくは担当課に直接お問い合わせください。
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