山口市長が5月10日から12日の3日間、台湾へ出張しました

今回の訪台の目的は、台北市との包括連携協定の締結について台北市長にお会いし、申し入れを行うことでした。台北市とは、これまで「つつじ」や「菊」などによる交流や小学校同士の交流、台北市の大学と市内中学生の交流など、さまざまな取り組みを進めてきており、さらなる交流に向けて意見交換をしてまいりました。

1日目（5月10日）は、台北市と隣接し、台湾では焼き物の産地で知られる「新北（しんぺい）市の鶯歌（インクー）区」を訪問しました。鶯歌区長ほか区議会議員の皆さんや区の幹部の方、現地の陶磁器組合の関係者などと、焼き物作家同士の交流や来年度開催される笠間の陶炎祭への参加について案内してきました。その後、台湾観光協会を訪れ、観光プロモーションや教育旅行などの支援について協力をお願いしてきました。

2日目（11日）は、「台湾行政院農業委員会農糧署」（日本の農林水産省に相当）が主催する台湾パイナップルの出荷式に参加してきました。このパイナップルは、5月17日と18日に大洗町と笠間市の学校給食で提供されるもので、記者会見では、パイナップル提供に対する感謝の意と、日本一の産地である「笠間の栗」について台湾メディアにPRしてきました。午後には、今回の一番の目的でもある「台北市役所」を訪れ、台北市長と直接お会いし、今後の交流拡大に向け文書での申し入れを行い、台北市長からも前向きに検討したい旨の回答をいただきました。

3日目（12日）は、66年の歴史をもつ「銘傳大学」桃園校舎と、昨年みなみ学園とオンライン交流を行った「台北城市科技大学」の2つの大学を訪問し、学校施設の見学と、今後のインターシップの受け入れや教育分野での交流についての話し合いをしてまいりました。