岩間駅東土地区画整理事業(詳細)
1.土地区画整理事業
◆土地区画整理事業のしくみ
土地区画整理法に基づき,都市計画区域内の土地で、公共施設の整備改善や宅地の利用増進を図るために,土地の区画形質の変更と公共施設の新設又は変更を行う事業です。
土地区画整理事業は市街地整備を行う代表的な手法として広く活用されており,全国で約34万ha(平成19年3月現在)の市街地がこの事業により整備されています。道路、公園等の公共施設と宅地の総合的な整備を行うことが可能であること,地域の特性に応じて多くの目的に対応したまちづくりが可能であることなどが特徴です。
土地区画整理事業の施行によって生じた利益は,地域の方々が平等に受けることができ,原則として地区内にお住まいの方々が地区外に転出する必要はありません。
◆土地区画整理事業とは
新たに必要な公共施設や事業資金を生み出すために,土地所有者等からその所有地等の面積や位置などに応じて,少しずつ土地を提供(減歩)していただき,これを道路,公園等の公共施設用地や保留地に充てます。
事業により公共施設は所要の位置に配置され,宅地は公共施設にあわせて再配置(換地)されます。この際,宅地は地形や形状の改善により,従前の土地に見合う評価が得られるようになります。
換地は,従前の宅地の位置,地積、環境等に照応するように定めることが原則です。(照応の原則)
しかし,宅地の位置や面積には制約があるため,若干の不均衡は避けられません。前後の不均衡を金銭によって調整する方法が,清算金です。
2.事業計画の概要
◆事業の目的
本事業は,都市再生整備計画に基づくまちづくり交付金事業によるJR常磐線岩間駅東西の駅前広場とそれを結ぶ自由通路及び橋上駅舎,さらにそのアクセスの向上を図る都市計画道路3・4・29岩間駅東大通り線の整備にあわせて,その沿道及び周辺を一体的に整備することにより,JR常磐線岩間駅東側の駅前拠点の形成を図り,交通施設の利便性の向上と良好な市街地の形成を目的としております。
◆事業の主な経緯
年月
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事項
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平成16年 3月 | まちづくり基本調査 |
平成16年11月 | 土地区画整理事業調査 |
平成17年12月 | 都市再生整備計画策定に伴う説明会 |
平成18年 3月 | 都市再生整備計画に基づくまちづくり交付金事業採択 (土地区画整理事業については,関連事業と位置付け) |
平成18年 7月 | 土地区画整理事業説明会 |
平成18年 7月 | 先進地視察研修(関係権利者) |
平成18年12月 | 地区界測量 |
平成19年 3月 | 関係権利者の個別相談会 |
平成19年 6月 | 都市計画(案)の説明会 |
平成19年 9月 | 都市計画(案)の縦覧 |
平成19年11月 | 事業計画(案)作成に伴う説明会 |
平成19年12月 | 都市計画決定 |
平成20年10月 | 事業計画(案)説明会 |
平成20年11月 | 事業計画(案)の縦覧 |
平成20年11月 | 設計の概要の認可申請 |
平成20年11月 | 設計の概要の認可 |
平成20年11月 | 事業計画決定(平成20年11月26日) |
平成21年10月 | 関係権利者個別相談会 |
平成22年 3月 | 仮換地(案)の供覧 |
平成22年 4月 | 事業計画変更(第1回) |
平成22年 6月 | 仮換地指定 |
平成22年 9月 | 道路及び土地造成工事着工 |
平成23年12月 | 保留地第一期販売開始 |
平成25年 3月 | 保留地第二期販売開始 |
平成25年 8月 | 道路及び造成工事完了 |
平成25年11月 | 事業計画変更(第2回) |
平成25年12月 | 換地計画の認可 |
平成26年 1月 | 換地処分公告(平成26年1月27日) 事業完了 |
◆事業計画の概要
笠間都市計画事業岩間駅東土地区画整理事業事業計画第二回変更 平成25年11月
項目
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事項
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事業名称 | 笠間都市計画事業 岩間駅東土地区画整理事業 |
施行者 | 笠間市 |
面積 | 約3.1ha(駅前広場を含む) |
事業期間 | 平成20年度~平成29年度(清算期間5年を含む) |
施行地区 | 笠間市下郷字芝山の一部 |
平均減歩率 | 27.08% |
3.保留地情報
問い合わせ先
- 2011年9月14日
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