県指定文化財 [木造金剛力士像]
【製作】 室町時代長禄3年(1459年)
【像形】 像高阿形像313cm 吽形像315cm
明治35年(1902)、仁王門から出火、仁王像は搬出され消失を免れた。両像ともばらばらに分解され、倉庫に保管されていた。平成18年(2006)、原材のカヤ、ヒノキ、ブナ材を用いて修復された。阿形像頭部内に「源義俊同子為義同三郎妙本禅門浄妙禅尼」、長禄3年の墨書銘があった。
吽形像頭部内にも長禄5年の銘がみられる。阿形・吽形両像とも3mを超える巨像で、手足がすっきり伸び力強い像である。寄木造り、彫眼、古色仕上げである。同時代の県内の仁王像の中でも最大級の像である。