市長コラム「イノシシ対策」(令和7年12月)

全国的にクマによる被害が多発しており、多数の死傷者がでています。また、市街地での被害も発生しており、大きな社会問題となっています。
一方、本市ではイノシシによる農作物の被害が多発しています。捕獲にあたっては、県猟友会笠間支部の皆さんにご協力いただき、笠間市鳥獣被害対策実施隊を編成し、くくりわなや箱わななどを用いて対応しています。
また、本市では、全国的にも珍しい「地域捕獲団体」を地域ごとに組織し、イノシシを捕獲するための箱わなを貸し出しています。
市内には、約350基の箱わなとくくりわながあります。許可を受けた方が、イノシシを捕獲・処分した場合、一頭当たりで支援金も支給しています。令和5年度で760頭、令和6年度で1067頭、令和7年度(10月末時点)で296頭が捕獲されました。
かなりの数ではありますが、捕獲をしても数が増えていくばかりであります。
粘り強く、継続的に捕獲していくことが必要であり、猟友会や実施隊の皆さんと協力をしながら進めます。また、防護対策としては、電気柵のほか、一定の地域をワイヤーメッシュ柵で取り囲むように整備をしてまいります。
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- 2025年12月4日
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