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インフルエンザワクチンって必要?

令和7年12月号_からだと向き合う

笠間市立病院 薬剤師
江尻えじり ゆき

インフルエンザワクチンの正しい効果をご存知でしょうか?

ワクチンを接種しても感染しないわけではありません。
実際、私自身も予防接種を受けたのに感染したことがあります。

インフルエンザワクチンの有効率は、変動はありますが、健康な成人で約60%、高齢者で約30から50%といわれています。

完全に予防できないといっても、接種により感染した際に軽症で済むといわれています。
特に高齢者や基礎疾患のある方、妊婦、乳幼児の重症化や死亡リスクを減らすことが期待されています。
ワクチン接種は、予防医療の一環として重要な役割を果たしています。

現在国内で使われているワクチンには、従来からある腕への「皮下注射(不活化ワクチン)」と、最近ニュースなどで取り上げられている鼻にスプレーする「経鼻生ワクチン(フルミスト)」があります。
注射が苦手な方、特に小さな子の親御さんにとって、選択肢が増えたのは嬉しいニュースです。

それぞれの特徴やメリット・デメリットを一覧にまとめました。
比較して最適なワクチンを選んでください。
費用は、医療機関ごとに異なります。
自治体ごとに助成の対象や金額が定められていますのでご確認ください。

季節性インフルエンザの流行は、通常12月末から翌年3月頃ですが、この原稿を書いている11月中旬時点でも流行が見られます。
ワクチン接種から抗体ができるまで2から4週間といわれています。
遅くとも12月始めから中旬頃には接種を終えるのが望ましいとされています。
今からでは間に合わないかなとか、打つ時期が遅れてしまったかなという方もまったく効果がないわけではありませんので、かかりつけ医に相談してみてください。

当院でもインフルエンザの予防接種を行っています。
予約などについては、ホームページや電話でご確認ください。

インフルエンザ不活化ワクチン

対象

6ヶ月以上

回数

6ヶ月以上13歳未満

2回

13歳以上

1回

接種間隔

4週間(2回の場合)

副反応

  • 接種局所の発赤
  • 腫脹
  • 痛み

費用

3,000から5,000円程度/ 回

メリット

  • 長年の使用実績あり。
  • 多くの年齢層、基礎疾患を持つ方なども接種可能。
  • 多くの医療機関で接種可能。

デメリット

  • 注射の痛みが苦手な人には負担。
  • 約5ヶ月間程度効果持続。
  • 2回接種必要な年齢層あり。

経鼻弱毒生インフルエンザワクチン
(フルミスト)

対象

2歳以上19歳未満

回数

1回

接種間隔

なし

副反応

  • 鼻水・鼻づまり
  • 喉の痛みなどの軽い風邪症状接種後インフルエンザ迅速検査で陽性反応出ることあり

費用

8,000から9,000円程度/ 回

メリット

  • 注射の痛みがない。
  • 1回の接種で済む。
  • 高い発症予防効果。
  • 効果持続期間は約1年間。

デメリット

  • 接種できない方が多い(重度の喘息、免疫不全状態の方、妊婦、特定のゼラチンアレルギーなど)。
  • 生ワクチンのため、飛沫または接触による水平伝播の可能性。

問い合わせ

市立病院

電話番号

0296-77-0034

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