観察記録     
観察記録2023.01 2023年1月の定期観察記録です。写真をクリックすると
拡大写真や詳細記事が表示されます。


   
オオイヌフグリ 2023.01.18
【ゴマノハグサ科】 から 【オオバコ科】へ移籍しました 

オオヒナノウスツボの花
    2006.09.15


オオヒナノウスツボ若い草姿
      2013.05.08

     【 観察メモ 】
皆さまご存じのように残念な名前を付けられていますが、高浜虚子が 〈犬ふぐり星のまたたく如くなり〉 という句を残しており、そこから「星の瞳」という 立派な別名があり、花言葉は「忠実」「信頼」「清らかさ」など、これまた立派。

ところで、これがどうして 【ゴマノハグサ科】 なのか不思議に思っていた方も多いと思います。 どこを見てもゴマに似たところはありません。 ゴマノハグサは関東南部以西に生育するものなので笠間近辺では見られませんが、近縁のオオヒナノウスツボの褐色の花を 薄緑にしたようなものです(上の写真右側)。 葉っぱがゴマに似ているか。

そんなこともあってか、1990年代からのDNA分析の結果から 【ゴマノハグサ科】は 「お家解散状態」 になり、【アゼナ科】 【サギゴケ科】 のように新しく独立するもの、他科へ移籍するものなどがあり、ご本家の 【ゴマノハグサ科】 はほんのわずかになってしまいました。  でも、オオイヌノフグリは 【オオバコ科】 だと?? 

笠間市に自生するゴマノハグサ科の新科名 (LAPG) 分類
※属名が変更になった種もあるので注意


[ページTOP]