市長コラム「創業という経験」（平成28年2月）
「創業という経験」
私は、20代後半に法人を立ち上げ、福祉施設の運営をスタートしました。法人設立は容易ではなく、事務手続き、土地の確保、周辺地域の方々との調整、資金、建設関係等さまざまな課題をクリアしなければなりませんでした。苦労もありましたが、やりがいも感じ、事業を興すという経験をしたことは、後々に活かされています。
創業という過程での最大の課題は、融資を受けるうえでの担保物件や保証人についてでした。しかし近年では、民法改正により保証人制度が見直され、政府系金融機関では、創業者が無担保・無保証人で利用できる融資制度も用意されています。
地域経済の活力と成長の原点となる法人や事業所設立等に意欲ある人材を支援すべきと、官民問わず、創業をバックアップしていく流れになっており、本市においても、昨年10月に「笠間市創業支援事業計画」を策定し、市商工会等と連携して、市内での創業希望者の支援に取り組んでいます。
笠間には、農業、陶芸、観光等多くの資源があり、これらを活用した事業のチャンスに恵まれている地域でもあります。平成27年の1年間で、市内に新たに設立された法人はおよそ30件。これに続き、笠間市で新たな事業に挑戦する方が誕生することを期待しています。
バックナンバー
「地域の教育力」平成28年1月号 「三度目の挑戦」平成27年12月号 「新嘗祭献穀献納式」平成27年11月号 「ウェルカム企業」平成27年10月号 「学生のふるさとへの思い」平成27年9月号 「笠間の若きアスリートたち」平成27年8月号 「輝け！若手農業者」平成27年7月号 「笠間サポーターズ誕生！」平成27年6月号 「地方創生」平成27年5月号 「戦後70年」平成27年4月号 平成26年度市長コラムへ 平成25年度市長コラムへ 平成24年度市長コラムへ 平成23年度市長コラムへ 平成22年度市長コラムへ 平成21年度市長コラムへ 平成20年度市長コラムへ 平成19年度市長コラムへ 平成18年度市長コラムへ
問い合わせ先
- 2016年2月4日
- 印刷する