市指定文化財 [笠間城跡(かさまじょうあと)]
平成27年4月現在の笠間城跡※東日本大震災により、天守曲輪の石垣や石段が崩壊するなど大きな被害があったため、修復に向けた工法等の検討をしています。
被災箇所には「立入禁止区域」を設けていますので、ご理解とご協力をお願いします。
【規模】37,000m2
城の地形は昔のまま残されているが、土塁は本丸跡の八幡台に見ることができる。また指定地外の大手門跡周辺にもある。曲輪(くるわ)は天守曲輪と本丸がそのまま残っており、指定地外には二の曲輪、三の曲輪、帯曲輪もある。また、空掘も天守曲輪と本丸跡にあり、さらに大手門跡周辺と三の曲輪の下にも見られる。石倉は自然石の奇石で当時の城の防衛の役割を果たしていた。石垣では天守曲輪に当時の姿がそのままあって、城郭に最もふさわしい形で残されている。指定地外には二の門跡、中の門跡、大手門跡の周辺にも見られる。石段は、天守曲輪に登る道が最もよく残っており、さらに本丸下の玄関門跡や中の門跡などの登城路にもある。建物跡は礎石として、天守櫓、八幡台櫓、宍ヶ崎櫓、東櫓、玄関門、二の門、中の門、大手門の各跡に見ることができる。井戸は帯曲輪近くの玉滴(たまだれ)の井戸が残っている。山城の山頂にそびえ立つ佐志能神社の拝殿は、二層の天守櫓を改造したもので、当時の材料をそのまま使用したものである。なお、真浄寺にある七面堂は、本丸南の土塁の上にあった八幡台櫓を移築したもので、県の文化財に指定されている。
※立入禁止区域について※
以下の区域については、崩落・倒木の危険性があるため、立入および駐車を禁止しています。
つつじ公園の無料駐車場をご利用ください。
地図を見る:千人溜駐車場
※別ウィンドウで地図が表示されます。