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市指定文化財 [高寺(たかでら)第2号古墳(こふん)]

高寺

【規模】円墳:直径18m、高さ5.6m、周溝幅4.5m

この古墳は、小原の廣慶寺西北部の墓地、山林中に散存する8基からなる高寺古墳群の一つである。墓地整備中に石室が発見され、昭和50年8月に発掘調査が行われた。
調査の結果、幅4.5mの周溝に囲まれた直径18m、高さ5.6mほどの円墳であることがわかった。主体部は、全長5mほどの花崗岩からなる横穴式石室で南北に築かれている。玄室(げんしつ)(棺を安置する場所)は、長さ3.1m、奥壁の幅1.63m、高さ1.53mで床には花崗岩、粘板岩の割石が敷かれていた。玄室内から骨粉が検出されたが、被葬者の性別、年齢などを明確にできる資料はなかった。副葬品の直刀、切子玉、こはく製なつめ玉、銀環(耳飾)刀子、ガラス玉、土玉、管玉(くだたま)などが出土し、前庭部からは、須恵器の堤瓶(ていへい)(さけべ、水筒)、銀環、鉄鍬、刀子、土師器の坏形(つきがた)土器などが出土した。また墳丘部からは、武人埴輪、円形埴輪が出土している。玄室内外の副葬品の出土状況などから、2回ほど追葬がみられる。出土品は笠間市立歴史民俗資料館に展示してある。

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〒309-1792 笠間市中央三丁目2番1号

電話番号:0296-77-1101 ファクス番号:0296-71-3220

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