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市指定文化財 [円面硯(えんめんけん)]

円面硯

【製作】奈良・平安時代
【形態】外縁径13.5センチメートル、内縁径12.0cm、高さ3.5センチメートル

この円面硯は、標高70mの館岸山南麓の西寺遺跡から出土したものである。原形は上面部の約1/2を残存させているが脚部はほとんど欠いている。しかし脚部には沈線や長方形の透かし穴の一部が明らかに認められ、復元されている。
関東地方における円面硯の出土は少なく、茨城県内でも水戸市、東海村、石岡市と数例を数えるにすぎない。
西寺遺跡からは円面硯のほか、多量の軒丸瓦、布目瓦等が出土している。さらに西寺遺跡出土の円面硯の磨墨面には、使用した痕跡が認められ、8~9世紀代の文字の使用が当時の行政・文化の中心をなす機関で採用されていたことを考え合わせると、西寺遺跡を知る貴重な参考資料といえる。

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