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市指定文化財 [天神社の社名額「天満宮」 附 奉納額「尊栄」]

天神社の社名額

【製作】天明4年(1784)
【形態】「天満宮」縦80センチメートル 横178センチメートル 厚さ5センチメートル
「尊栄」縦45センチメートル 横82.5センチメートル 厚さ5センチメートル
【作者】「天満宮」牧野笠間藩第3代藩主 牧野貞喜
「尊栄」 牧野貞喜の嫡男 牧野貞為

 本社は、鎌倉時代に笠間城主笠間時朝が同城鎮護のため、京都・北尾天満宮の分霊を完請、建立したと伝えられている。その後荒廃し、神職も途絶える。江戸時代の正保2年(1645)、笠間町新町の滝野伊兵衛一永が中心となり同社を再興し、二平氏を神官に迎える。その完成を記念して、伊兵衛は連歌及び江戸の絵師狩野莊右衛門が描いた36歌仙の板額を同社へ奉納した。父貞長が幕府老中職に就き笠間藩政を十分に省みることが出来ぬなか、貞喜が父に代わり藩政に関わったと考えられる。天明の飢饉という困難な時期に、領民を思いやる為政者としての憐憫の情を示すものであろう。同様なことは、本戸地区の龍神社への竜人尊像の軸奉納・来栖地区の来栖神社や箱他地区の四所神社への社名額奉納等にも貞喜の心が感じられる。

問い合わせ先

このページに関するお問い合わせは生涯学習課です。

〒309-1792 笠間市中央三丁目2番1号

電話番号:0296-77-1101 ファクス番号:0296-71-3220

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