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市長のフランス・イギリス訪問

フランス・イギリス訪問

 

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7月2日(火曜日)から7日(日曜日)までフランス・イギリスを訪問しました。
前半は茨城県と同行しフランスを訪れ、後半はイギリスに渡り、笠間焼のPRと販路拡大の取り組みをしてまいりました。 

7月2日に羽田空港を出発し、12時間のフライト後、パリへ。その後、車で1時間半かけてエソンヌ県へ到着しました。

はじめに、茨城県と友好協定を結んでいるエソンヌ県にあるシャマランド園(年間約12万人の来園者)を視察し、広大な敷地、自然の豊かさ、計画的な管理、年間のイベント等企画力を学びました。また、ゲストハウスにおいて、茨城の工芸品として笠間焼作家9名の作品および桂雛(城里町)、和紙などの展示を見学しました。

大井川知事と地元のフランソア・デュロヴレー県議長(同県の知事に相当)との、偕楽園とシャマランド園連携協定の調印式にも立ち会いました。副議長(同県の副知事に相当)、地元村長も立ち会い、穏やかな雰囲気の中での調印式でした。

午後はエソンヌ県で唯一残っている薬草・ペパーミントの栽培農家を訪れ、栽培方法、加工品(飴、リキュール、ビール、アロマ製品等)についてお話を伺いました。農家の方から、経営が非常に厳しく、経営者は私で最後だというお話を聞き、農業国フランスでも栽培する作物による経営環境の違いを感じました。

次にエソンヌ県のミリ・ラ・フォレという小規模な農村地を訪問しました。人口5,000人くらいの農村地ですが、古い歴史を活かした観光地づくりに取り組んでいて、過去に中心街の市場があったエリアは賑わいがあり、活力ある商店街が印象的でした(日本の商店街活性化の成功事例のようでした)。ジャン・コクトーが亡くなるまで住んでいた家を見学しましたが、現在は誰も住んでおらず、今後の維持が課題であるとの説明を受けました(どこの国でも同じです)。

今回宿泊したホテルの隣には古城があり、前の広場ではマルシェが開催されていました。フランスの田園風景や広大な麦畑があり(一つの面積が100ha規模のところもあります)、日本との国土の違いや農業国フランスの規模の大きさに驚きました。夕食会はエソンヌ県のオーレリィ・グロス副議長の主催で行われ、副議長の政治家としての夢は大統領になることであると聞かされました(可能性は大きいと思います)。

7月4日、フランスからロンドンへ移動し、翌日ロンドンユーストン駅より高速鉄道で約1時間半の場所にある焼物の歴史的産地、ストークオントレントへ向かいました。

まずは、ミドルポートポッタリーの施設を見学。ここは1660年代に産業として陶器の大量生産が始まった場所であり、当時の大型の窯(名前はボトルキルン)や製造所、製品を運んだ人工運河があり歴史の深さを感じました。現在は個人の製造品のアトリエや販売所などに使われています。広大な敷地に残る陶器の博物館(現在も一部生産はされている)で産業遺産のような感じです。

次に、ポッタリー美術館を見学し、地元の市長および行政職員の歓迎を受けました。こちらはイギリスの陶器の歴史が一目でわかる美術館です。日本を代表する陶芸家の浜田庄司氏と、交流のあったイギリス人陶芸家バーナード・リーチとの共同作品も展示されていて、イギリスの地においても浜田庄司氏の活躍が記録されていました。

次に、9月に行われるブリティッシュ・セラミック・ビエンナーレ(BCB・1カ月にわたる陶芸のフェスティバル展)の会場予定地を見学しました(笠間焼作家8人の方の作品も展示販売を予定しています)。バーニー実行委員長へ展示方法やこちらからの要望を伝えたところ、9月の同展への出席を求められましたが、日程が厳しいため来年4月の笠間の陶炎祭へご招待しました。

地元にはイギリスで唯一の専門的な陶芸学科のある大学(スタッフォードシャー大学)が存在し、実行委員長より今後の要望として、学生や陶芸家の交流拡大や、将来的には姉妹都市関係も築きたいとのお話がありました。

次に、日本でもファンの多いWedgwoodの博物館を訪問しました。移動中の説明では、かなり広大なエリアがあり、昔は工場や従業員の宿舎等があったとのことでした。現在はエリアの一部は住宅地となっています。エリアの一角に博物館や販売・展示施設、レストラン等がありました。現在のWedgwoodの生産拠点はアジアであるとの説明がありました。

次に、世界中の宝石からイギリスを代表するロックアーティスト達のコスチュームまで、他の美術館では見ることの出来ない品々が揃っているヴィクトリア・アンド・アルバート美術館を訪問しました。セラミックの展示については、同行した陶芸家の方々も強い関心を持って見学していました。

最終日はジャパンハウスを見学しました。これは外務省の委託を受けた法人が運営する日本の物づくり作品や文化を紹介する建物で、陶器、竹細工、木工品、織物、加工品(常陸秋そばがありました)等が展示販売されていて、価格は日本の3~4倍ぐらいです。マンガ文化の紹介や販売もされていました。

今回の訪問は、ロンドンでの笠間焼の販売実績を持つ民間会社の方に同行していただきました。私の感想としては、陶器を海外へ輸出するうえでの課題の一つとして、現地での販売価格でお客さんが購入する魅力ある作品をどう作り出すか、作家の作品に対する思いを販売の中でどう表現していくかが難しいと思いました。しかし、国内での販売が縮小する中において、海外へ販路を拡大することは必要であり、色々と検討しあう勉強会もスタートしているところです。今後も陶芸家の皆さんと連携して、次の取り組みへ拡大・挑戦してまいりたいと思います。

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