大腸がん検査及び前立腺がん検査結果の誤通知について
笠間市立病院で実施している「生活習慣病予防健診」「企業健診」「人間ドック」の大腸がん検査(免疫便潜血検査2日法)及び前立腺がん検査において、令和元年10月29日に次の通り、誤って記載した検査結果を送付していることが判明いたしました。多くの方に誤った受診結果をお知らせしたことにより、ご本人はもとより、ご家族、関係者の皆様に、多大なる不安を与えたことを深くお詫び申し上げます。
●大腸がん検査
・「要精密検査」であるところを「異常なし」と通知 4件
・「要精密検査」であるところを「空欄」で通知 3件
・「異常なし」であるところを「空欄」で通知 9件
●前立腺がん検査
・「要精密検査」であるところを「空欄」で通知 1件
・「異常なし」であるところを「空欄」で通知 44件
1 結果に誤りが判明した検査
(1)検査名:「生活習慣病予防健診」「企業健診」「人間ドック」の大腸がん検査(免疫便潜血検査2日法)
及び前立腺がん検査
(2)受診者数: 大腸がん検査 606名
前立腺がん検査 64名
(3)実施期間:平成30年4月1日から令和元年10月31日
(4)誤った経緯及び原因:
1、大腸がん検査結果が「要精密検査」であるところを「異常なし」と通知
・健診システムにおいて、検査結果取り込み時に自動でABC判定を行っているが、協会けんぽ
コースの判断基準値のマスターの設定に誤りがあり、便潜血2日目の結果が自動判定されて
いなかったシステムエラーが原因
2、大腸がん検査結果が「要精密検査」又は「異常なし」であるところを「空欄」で通知
・検査結果取り込み時に、手入力をする場合があり、マスターが読み込めない書式で入力をし
たことにより空欄となる人為的エラーが原因。
・大腸がん検診の検査結果が入力されていない状態で自動判定し、後日結果を入力した際、再
度の自動判定を行わなかったため空欄となる人為的エラーが原因。
3、前立腺がん検査結果が「要精密検査」又は「異常なし」であるところを「空欄」で通知
・健診システムにおいて自動判定する際、基準値が登録されていないことから自動判定すること
ができずに空欄となるシステムエラー
2 受診者への対応
(1)11月13日以降、要精密検査と通知すべきであった8名の方に連絡を取り、謝罪と正しい検査結果を
お知らせいたしました。またそれと同時に精密検査の受診のご案内させていただきました。なお、精
密検査の費用については、自己負担なしでお受けいただけるよう調整しております。
(2)異常なしであるが空欄で通知した方に対して、正しい結果通知書を送付しております。
3 再発防止について
(1)健康診断のフローの見直しとチェック体制の強化をしてまいります。
(2)健診システムにおいてエラーや空欄など異常がある場合にはアラームが通知されるようシステム改
修をしてまいります。