平成27年4月から放射線量率の測定回数および測定場所が変更になります
平成23年3月11日に発生した東日本大震災に伴う、東京電力福島第一原子力発電所の事故では、笠間市にも放射性物質による影響が出ていました。
この影響は、平成23年3月13日から15日にかけての初期の原発建屋の爆発等によって放出された放射性物質が風に乗って飛散し、降り積もったものが主な原因といわれています。
笠間市ではこれまで、空間放射線量率の測定をはじめ、土壌や水質検査などを独自に実施してきましたが、市民の日常生活に影響を及ぼすような放射線量は測定されていないことから、空間放射線量率測定と、水道水中の放射能検査について、次のとおり変更します。
また、小中学校の統廃合により、平成27年4月から東小学校・東中学校・箱田小学校・佐城小学校が、閉校となるため、測定箇所を43か所から39か所へ変更します。
空間放射性物質について
変更前・変更後の内容
項目 | 変更前 | 変更後 |
測定箇所 | 市内43か所(小中学校21か所・保育所幼稚園18か所・笠間市総合公園・北山グラウンド・岩間海洋センター・旧岩間町役場分庁舎) | 市内39か所(小中学校17か所・保育所幼稚園18か所・笠間市総合公園・北山グラウンド・岩間海洋センター・旧岩間町役場分庁舎) |
測定方法 | 放射線測定器(シンチレーションサーベイメータ)により、地上50センチメートルの高さの空間放射線量率を測定 | 同左 |
測定回数 | 毎月1回 | 3か月に1回(4月、7月、10月、翌年1月) |
測定結果の周知方法 | 笠間市ホームページおよび週報に掲載 空間放射線量率測定 https://www.city.kasama.lg.jp/page/page003460.html |
同左 |
問合せ 総務課(内線205)
水道水中の放射能検査ついて
宍戸浄水場、吉岡浄水場及び石寺浄水場において、東京電力福島第一原子力発電所の事故に関連した放射能検査を毎月1回実施し、県企業局涸沼川浄水場の検査結果と合わせて公表してきました。
これまでの水道水放射能検査結果の実績では、未検出の状況が4年近く続いており、安定している状況であることから、厚生労働省の水道水中の放射性物質に係る指標に基づき、検査回数(頻度)を毎月1回から3か月に1回へ変更します。
変更前・変更後の内容
項目 | 変更前 | 変更後 |
検査地点 | ・宍戸浄水場(友部地区) ・吉岡浄水場(岩間地区) ・石寺浄水場(笠間地区) ・県企業局涸沼川浄水場(県実施)(友部地区) |
同左 |
検査方法 | ゲルマニウム半導体検出器(検出限界値 1ベクレル/キログラム以下) | 同左 |
検査対象項目 | セシウム134およびセシウム137 | 同左 |
検査回数 | 毎週1回 | 3か月に1回(4月、7月、10月、翌年1月) |
測定結果の周知方法 | 笠間市ホームページおよび週報に掲載 水道水放射能検査 https://www.city.kasama.lg.jp/page/page003445.html |
同左 |
問合せ 水道課(内線71211)
問い合わせ先
- 2015年3月12日
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