かさまのここがすごい
笠間焼(かさまやき)
笠間焼は江戸時代中期(えどじだいちゅうき)に誕生(たんじょう)しました。箱田村(はこだむら)で久野半右衛門(くのはんえもん)がやきものづくりを始めたのがはじまりといわれています。
昭和(しょうわ)25年に窯業指導所(ようぎょうしどうしょ)がオープンし、材料(ざいりょう)の研究(けんきゅう)や陶芸家(とうげいか)をそだてると、笠間焼は次第(しだい)に広まり、食器(しょっき)や壺(つぼ)など生活(せいかつ)に必要(ひつよう)なものを中心(ちゅうしん)にいろいろな種類(しゅるい)のものが作られるようになりました。
平成(へいせい)4年には国(くに)から伝統的工芸品(でんとうてきこうげいひん)の指定(してい)をうけました。
令和(れいわ)2年には、栃木県益子町(とちぎけんましこまち)と共(とも)に「かさましこ~兄弟産地(きょうだいさんち)が紡(つむ)ぐ“焼き物語(やきものがたり)~」が日本遺産(にほんいさん)に認定(にんてい)されました。
市内(しない)には、笠間焼を販売(はんばい)するお店(みせ)がたくさんあり、やきものづくりの体験(たいけん)ができるところもあります。
稲田(いなだ)みかげ石
稲田地区(いなだちく)を中心(ちゅうしん)に採掘(さいくつ)される頑丈(がんじょう)で光沢(こうたく)が美しい石です。ビルなどの建築材料(けんちくざいりょう)や墓石(ぼせき)として笠間だけでなく、いろいろなところで使われています。
東京駅(とうきょうえき)や最高裁判所(さいこうさいばんしょ)、茨城県庁(いばらきけんちょう)にも使われています。
栗(くり)
笠間の栗は果実(かじつ)が大きくて、つやがよくとても人気(にんき)があります。茨城県(いばらきけん)は、栗の栽培面積(さいばいめんせき)と生産量(せいさんりょう)が日本一です。笠間は茨城県の中で栽培面積が1位です。
菊(きく)
笠間の菊は、秋の菊まつりのときに笠間稲荷神社(かさまいなりじんじゃ)や街(まち)のあちこちにかざられる大きなものと小菊(こぎく)があります。
市民農園(しみんのうえん)



市民農園とは、サラリーマンなど農家(のうか)ではないひとが自分でたべたい野菜(やさい)を作ったり、好きな花を育てて楽しむための小さな貸(か)し農園のことです。
笠間市には、「あいあい農園」「生き活き菜園(さいえん)はなさか」「笠間クラインガルテン」の3つの市民農園があります。
笠間の地酒(じざけ)
笠間市内には須藤本家(すどうほんけ)・磯蔵酒造(いそくらしゅぞう)・笹目宗兵衛商店(ささめそうべいしょうてん)の3つの酒蔵(さかぐら)があり、豊かな自然の中でおいしいお酒をつくっています。
その他に、栗を使って作ったお酒「笠間の栗焼酎(くりしょうちゅう)」もあり、これは全国的にも珍しいお酒です。