活動記録
2022.11.12 笠間湖周辺

  第76回自然観察会で出会った生き物
笠間湖周辺で見られる動植物を一覧表にまとめました。 表は先生方が2022年9月2日の事前調査及び観察会の当日に 確認されたものを示します。今回確認されたのは種子植物103種、シダ植物6種などです。 写真欄の番号をクリックする と、事前調査及び観察会の当日に撮影した写真が表示されます。  また、写真集はこちらです。
 写 真 
A000【 種子植物 】
A001アオツヅラフジツヅラフジ科つるは長くのびる 果実は直径6〜7o藍黒色でブドウのようP221112A (4)
A002アカシデカバノキ科若葉は赤色で目立つ 雄花序が10pも垂れるのでシデか
A003アカソイラクサ科茎や葉柄が赤く繊維の材料になる 葉先は深く3裂する
A004アカネアカネ科根を煮出した液で布を染めると茜色になるP221112B (4)
A005アカマツマツ科名のとおり木肌が赤褐色 冬芽も赤褐色 今年つけた実P221112A (1)
A006アカマツマツ科名のとおり木肌が赤褐色 冬芽も赤褐色 2年目の実P221112A (2)
A007アカマツマツ科名のとおり木肌が赤褐色 冬芽も赤褐色 3年目の実P221112A (3)
A008アカメガシワトウダイグサ科新芽は赤くて美しい カシワと同じく食べ物をのせるのに使った
A009アケビアケビ科名は「開け実」から 厚い皮は炒めるとおいしい 若芽も食用可
A010アズマネザサイネ科東日本で最も普通に生える ザルやカゴの材料になる
A011アセビツツジ科白色壷形の花がつながるように咲く 常緑で葉に毒 馬酔木
A012アメリカイヌホオズキナス科北米原産 花軸の先で放射状に分枝し数個の花をつける 毒草P221112B (3)
A013アメリカセンダングサキク科黄色い筒状花のみつける 北米原産で葉がセンダンに似る
A014アメリカヌスビトハギマメ科アレチヌスビトハギに似るが豆果のくびれが浅い 毛が多い
A015イタヤカエデムクロジ科葉が開く前に黄緑色の花を咲かせる 葉は亀の甲形
A016イヌタデタデ科稲刈り後の土手を赤く染める 別名はアカマンマ(赤飯)P221112B (7)
A017イヌツゲモチノキ科葉や枝の姿はツゲに似るが、花・実ともまったく異なる
A018イノコヅチヒユ科茶褐色の膨れた節をイノシシの踵にたとえた 実は動物に付く
A019ウリカエデムクロジ科葉は4〜8pの卵形 カエデの中で最小 ほとんど裂けない
A020エノコログサイネ科ふさふさの毛が生えた花穂を子犬の尻尾に見立てたもの
A021エビヅルブドウ科夏に房状の花序を出し小花を多数つけ秋に黒く熟す 食用可
A022オオイヌノフグリオオバコ科実が犬の陰嚢のうに似る 花は爽やかなるり色 渡来種
A023オオバギボウシクサスギカズラ科ギボウシの仲間では草丈も葉も大きい 若葉は食用になる
A024オオバコオオバコ科葉が広く大きい 人や車で踏み固められたところにも多い
A025オニノゲシキク科ノゲシに似るが葉のトゲが痛そうなので「オニ」 明治に渡来P221112A (6)
A026カゼクサイネ科人に踏まれるような所に生え根が深く丈夫 輪に結んでわなに
A027カタバミカタバミ科夕方葉を閉じると片方がかけて見える ヤマトシジミ蝶の食草
A028カナムグラアサ科茎や葉柄に刺があり他の草木に絡みつく ムグラは草薮のこと
A029ガマズミレンプクソウ科5月に真っ白な花 秋に真っ赤な実を多数つける
A030カラスウリウリ科雌雄異株 花びらのふちからレース状裂片を伸ばす 夜の花P221112B (2)
A031カラムシイラクサ科茎(から)を蒸して皮をはぎ繊維をとる 繊維は長くて丈夫
A032カントウヨメナキク科関東地方に多い野菊で舌状花は淡紫色が多い 冠毛は短いP221112B (8)
A033キツネノボタンキンポウゲ科葉がボタンに似る 花は黄色 実はコンペイトウ状
A034キツネノマゴキツネノマゴ科淡紅紫色の唇形花 花穂の形が小さいキツネの尻尾に似る
A035キミガヨランクサスギカズラ科米国南東部原産の園芸種で100年に1度咲くリュウゼツランの仲間P221112B (9)
A036クズマメ科ものすごい繁殖力 根を乾燥して葛根湯 古くは葛を取った
A037クスノキクスノキ科暖地で自生 神社などに植栽 葉を切ると樟脳の臭いがする
A038クヌギブナ科丸いドングリをつける 名は「クリ似木」が転訛した説他
A039クリブナ科ヤマグリは小さいが甘くておいしいとか でも皮むきが大変
A040クロモジクスノキ科全体に芳香があり精油をとる 高級爪楊枝の材料 花は黄色
A041クワクサクワ科高さ30〜60p葉がクワに似る 茶褐色の花が葉腋につく
A042コアカソイラクサ科茎の下部は木質化した半低木 茎や葉柄は赤みを帯びる
A043コウヤボウキキク科よく枝分かれするので高野山で箒にした 花はハグマと同じ
A044コナラブナ科里山では欠かせない主木のひとつ この実がドングリ
A045コブシモクレン科集合果が拳に似る 白花のつけ根に葉を1枚つけるのが特徴P221112C (4)
A046サルトリイバラシオデ科根茎は薬用になる 病人が山から帰れる 猿は捕れない 
A047シオデシオデ科シオデはアイヌの方言からの転訛 若芽は山菜として食用に
A048ジャノヒゲクサスギカズラ科細い線形の根生葉を龍の髭にみたてた 花は淡紫色
A049シラカシブナ科材が白いのでシラカシ 別名のクロカシは幹の色による
A050シロツメクサマメ科球状花序に白色蝶花 欧州からガラス器を送るとき詰め物に
A051スギスギ科日本特産で自生も多いが有用種として多数植林 花粉症の元 
A052ススキイネ科秋の七草の一つ かやぶき屋根の材料 葉のふちは鋭い
A053スダジイブナ科果実(ドングリ状)は食用可 材はシイタケのほた木になる
A054セイタカアワダチソウキク科繁殖力旺盛な外来種で有名 黄色い小さな花が泡立つよう
A055セイヨウタンポポキク科欧州原産で繁殖力旺盛 総苞外片が反曲 食用として輸入
A056センニンソウキンポウゲ科花は白色で芳香を放つ 果実に白髪状の毛がつくので仙人
A057タラノキウコギ科ご存知春の山菜の王様 鋭いトゲがあるが若芽を取られる
A058チカラシバイネ科根が強く張り容易に引き抜けない 葉を結んで罠にして遊んだ
A059チャノキツバキ科中国から渡来 お茶の葉をとる 白い6弁花を下向きにつけるP221112B (1)
A060ツユクサツユクサ科鮮やかな青色の花 黄色く目立つのは仮オシベで虫寄せ用
A061ツルグミグミ科常緑つる性のグミ 10月頃花を付け翌年5月に実をつける
A062トキリマメマメ科赤いさやに黒い豆が目立つ タンキリマメに似るが葉先が尖る
A063トコロヤマノイモ科ヤマイモの仲間だが根茎は苦くて食べられない
A064ニシキギニシキギ科紅葉が美しいので錦木 枝に翼がつく 果実は赤く熟す
A065ヌスビトハギマメ科果実を盗人の足の形に見立てた 花は淡紅色の蝶形花
A066ヌルデウルシ科葉軸に翼がある 葉にできた虫えいが五倍子(フシ)で染料に 
A067ネズミノオイネ科長い花序は帯灰緑色で多数の小花をつけ直立し ネズミの尾
A068ネムノキマメ科これでもマメの仲間 マメのさやがぶら下がっています 
A069ノイバラバラ科5月に白い花を付け 秋に赤い実をつける 葉に光沢なしP221112A (8)
A070ノコンギクキク科秋の野菊の代表 花は白〜濃紺色 似たものにカントウヨメナ
A071ノブドウブドウ科果実は白、淡緑、紅紫、紫、碧色と多彩だが食用不可
A072ハキダメギクキク科世田谷の掃き溜めで初めて発見 舌状花5個のかわいいキク
A073ハッカシソ科葉をもむとさわやかな香り 古くはこれで目をこすり目薬とした
A074ハリギリウコギ科幹や枝に刺が多く葉はキリに似る 若葉は食用になる
A075ヒガンバナヒガンバナ科花後に葉が出てきて冬を越すと葉は枯れるという変わり者
A076ヒサカキモッコク科名は姫サカキ、否サカキなどの説 葉のふちに鋸歯がある
A077ヒノキヒノキ科昔この木を火おこしに使った 葉先は鈍い 建材として利用
A078ヒメガマガマ科上部の雄花穂と下部の雌花穂の間が離れて軸が裸出しているP221112B (5)
A079ヒメジョオンキク科シオンに似て小形なのでヒメシオン 既に同名ありジョオンに
A080フジマメ科山野に自生 寿命が長く1000年も生きる つるは右巻き
A081ヘクソカズラアカネ科全草に悪臭があるのでこの名だがサオトメバナの別名もあるP221112A (5)
A082ホオノキモクレン科葉はも大きいが 初夏15pほどの大きな花をつけ芳香を放つ
A083ミズキミズキ科若枝は冬に赤みを帯びる 初夏に白い小花を蜜につける
A084ミツバアケビアケビ科名は「開け実」から 厚い皮は炒めるとおいしい 若芽も食用可
A085ムラサキエノコログサイネ科エノコログサの品種 花穂が紫に見える
A086ムラサキカタバミカタバミ科南米原産で江戸時代に観賞用に導入 生態系被害防止外来種
A087ムラサキシキブシソ科紫色の優美な果実を紫式部の名で美化 花も紫
A088ムラサキツメクサマメ科明治初期に牧草として渡来 シロツメクサに似るが花は紅紫色P221112C (1)
A089メリケンカルカヤイネ科北米原産で全国に広がる 葉腋に白い毛で包まれた穂がつく
A090モミジイチゴバラ科モミジ似た葉をつける 花は白 実は黄色に熟しおいしい
A091ヤクシソウキク科秋の日に黄色がまぶしい 薬師草だが薬効はないP221112C (3)
A092ヤブツバキツバキ科ツバキは光沢のある木の意 多くの園芸種の基本種
A093ヤブランクサスギカズラ科木陰で藤色の美しい花をつける ランの仲間ではなくユリ科P221112B (6)
A094ヤマウグイスカズラスイカズラ科ウグイスカグラに似るが 枝 葉 花に毛が多い
A095ヤマウルシウルシ科ヌルシル(塗汁)の転訛 樹液は漆塗りに利用 かぶれに注意
A096ヤマガキカキノキ科ヤマガキはほとんど渋ガキ カキの品種を作る台木にするP221112A (7)
A097ヤマツツジツツジ科初夏の山を彩る代表的ツツジ 色は朱赤色〜紅紫色まで様々
A098ヤマノイモヤマノイモ科ご存知自然薯が取れる ムカゴも食べられる
A099ヤマモモヤマモモ科暖地で自生 常緑 果実葉直径1〜2cm 突起が多く赤く熟す
A100ヤマユリユリ科大きな花が咲くと風がなくても揺り動くからユリ 百合は中国名
A101ヨウシュヤマゴボウヤマゴボウ科北米原産 根はゴボウに似るが有毒 果実をつぶすと紫色の液
A102ヨモギキク科もぐさや草餅の材料 名は善燃草または善萌草の転訛か
A103リョウブリョウブ科7月に甘い香りの白色の花をつける 若葉は食用になる
B000【 シダ植物 】
B001イヌワラビメシダ科葉は2回羽状に分裂し先端の羽片は尾状伸びる 軸は紅紫色
B002イノモトソウイノモトソウ科和名は「井の許草」人家近くの石垣などに生え 中軸に翼がある
B003ゼンマイゼンマイ科山菜としておなじみ 食べるのは栄養葉と呼ばれる若芽
B004トラノオシダチャセンシダ科小形で細長いシダ 栄養葉は低く広がり胞子葉は長く立上がる
B005ノキシノブウラボシ科葉身は羽裂せず線形で厚く、葉柄は短い 葉の先端はとがる
B006フユノハナワラビハナヤスリ科秋に芽生え胞子は10月〜11月に熟し花のように見えるP221112C (2)
B007ヤブソテツオシダ科葉は単羽状に分裂 低地のヤブなどで普通に見られるP221112A (9)
D000【 地衣類 】
D001ウチキウメノキゴケウメノキゴケ科岩上や樹幹に着生する葉状地衣 ウメノキゴケと同じ灰白色
D002ウメノキゴケウメノキゴケ科梅の木などの樹皮や岩石面に着生 空気汚染の指標植物
D003キウメノキゴケウメノキゴケ科ウメノキゴケの仲間 和名は地衣体表面が黄緑色のため
D004クロムカデゴケムカデゴケ科
D005コウロコダイダイゴケダイダイキノリ科コンクリートの縁石などにつく橙色の地衣 雨にあたると黄緑色に
D006コナイボゴケチャシブゴケ科低地から低山地の樹皮につく淡黄緑色〜淡黄褐色の痂状地衣
D007コフキメダルチイムカデゴケ科公園などの樹皮につく 円盤状に成長するのでこれをメダルとみた
D008コモジゴケモジゴケ科黒い筋状の子器の形が文字のように見える
D009ツブダイダイゴケキノリ科地衣が淡黄色でつぶ状に見える
D010トゲウメノキゴケウメノキゴケ科葉状地衣 直径5cm程で灰白色 背面に烈芽を密集させる
D011トゲハクテンゴケウメノキゴケ科樹皮や岩に着生する中型の葉状地衣帯 中央部に裂芽が密生
D012ナミガタウメノキゴケウメノキゴケ科梅の木などの樹皮や岩石面に着生 縁が波状にうねる
D013ハクテンゴケウメノキゴケ科全体が灰色 地衣体上に白い点がある 粉芽をつける
D014フタゴウオノメゴケトリハダゴケ科子器が魚眼のように盛り上り二つの胞子が入っているのでフタゴ
D015マツゲゴケウメノキゴケ科平地から低山地の樹皮に着生 辺縁から睫状の毛が出ている
E000【 菌類 】
E11ヒイロタケサルノコシカケ科枯れ木に生える深紅でコルク質のきのこ
G000【 鳥・他】
G001アオサギサギ科全身が青灰色の大型サギ 後頭部に長い冠羽がある 留鳥
G002ソウシチョウチメドリ科東南アジア原産 美しい鳥だが繁殖力強いので特定外来生物
K401ゴミグモコガネグモ科巣の中央部にゴミなどを集めて隠れ帯を作り その中央に潜む