活動記録
2022.07.29 佐白山うた歌い石の道周辺

  第74回自然観察会で出会った生き物
佐白山うた歌い石の道周辺で見られる動植物を一覧表にまとめました。 表は先生方が2022年7月19日の事前調査及び観察会の当日に 確認されたものを示します。今回確認されたのは種子植物117種、シダ植物12種などです。 写真欄の番号をクリックする と、事前調査及び観察会の当日に撮影した写真が表示されます。  また、写真集はこちらです。
 写 真 
A000【 種子植物 】
A001アオキミズキ科真っ赤な実をつけるのは雌株 日陰でも元気に繁殖する
A002アオツヅラフジツヅラフジ科つるは長くのびる 果実は直径6〜7o藍黒色でブドウのよう
A003アオハダモチノキ科樹皮を剥がすと緑色の内皮が出るので青膚 球果は赤く熟す
A004アカネアカネ科根を煮出した液で布を染めると茜色になる
A005アカメガシワトウダイグサ科新芽は赤くて美しい カシワと同じく食べ物をのせるのに使った
A006アジサイユキノシタ科花がすべて装飾花に変わったもので実を結ばない 古くから栽培
A007アズマネザサイネ科東日本で最も普通に生える ザルやカゴの材料になる
A008アマチャヅルウリ科葉に甘みがありアマチャになぞらえた 果実は黒緑色の球形
A009イタドリタデ科若い茎はスカンポと呼ばれ酸味があり皮をむいて食べる
A010イチョウイチョウ科名は中国名の発音から転訛 約2億年前からの生き残り
A011イヌガヤイヌガヤ科葉は触っても痛くない 実は苦くて食べられない
A012イヌザンショウミカン科悪臭があり香辛料にならない 棘は互生 アゲハの食草
A013イヌツゲモチノキ科葉や枝の姿はツゲに似るが、花・実ともまったく異なる
A014イノコヅチヒユ科茶褐色の膨れた節をイノシシの踵にたとえた 実は動物に付く
A015イロハモミジカエデ科5〜7裂する葉の裂片を「いろはに」と数えた モミジの代表P220729D (3)
A016ウスギムヨウランラン科暖地帯の林床に生える腐生ラン 花は赤紫色で平開はしないP220729C (2)
A017ウツギユキノシタ科「♪ウノハナの匂う垣根に〜」のウノハナは本種 夏の花
A018ウラジロガシブナ科葉の裏が粉白色のカシ
A019ウリカエデカエデ科葉は4〜8pの卵形 カエデの中で最小 ほとんど裂けない
A020ウリノキウリノキ科花弁はハグマの花のように外側に反り返るP220729C (1)
A021ウワバミソウイラクサ科ウワバミが出そうなところに生える意 ミズナは山菜の名
A022エビヅルブドウ科夏に房状の花序を出し小花を多数つけ秋に黒く熟す 食用可
A023エンコウカエデカエデ科葉の切れ込みが深く猿の手のように見えるのでこの名
A024オオバコオオバコ科葉が広く大きい 人や車で踏み固められたところにも多い
A025オオバノトンボソウラン科ランの仲間 花は地味で緑白色 形はトンボに似る
A026オオヒキヨモギゴマノハグサ科崖地などに生育する1年草 盛んに分枝し 黄色の唇形花をつけるP220729D (8)
A027オカトラノオサクラソウ科和名は花序の形を虎の尾に見立てたもの サクラソウの仲間
A028オカメザサイネ科稈は細く高さ1〜2m 日本原産で各地で栽培 野生種は未確認 
A029オトコヨウゾメスイカズラ科ヨウゾメはガマズミの地方名 枝先から花序を垂らし白色の花
A030カシワバハグマキク科花は槍や兜につく白毛の飾り白熊に、葉はアカメガシワに似る
A031ガマズミスイカズラ科5月に真っ白な花 秋に真っ赤な実を多数つける
A032カラスウリウリ科雌雄異株 花びらのふちからレース状裂片を伸ばす 夜の花
A033カラスビシャクサトイモ科緑色の仏炎苞はひしゃくに似るが人間が使うには小さい
A034カラタチバナヤブコウジ科高さ20〜30p常緑の小低木 マンリョウのような赤い実がつく
A035カラムシイラクサ科茎(から)を蒸して皮をはぎ繊維をとる 繊維は長くて丈夫
A036キツネノボタンキンポウゲ科葉がボタンに似る 花は黄色 実はコンペイトウ状
A037キバナアキギリシソ科日本海側に多いアキギリはキリの花に似て紫色 本種は黄色
A038クズマメ科ものすごい繁殖力 根を乾燥して葛根湯 古くは葛を取った
A039クリブナ科ヤマグリは小さいが甘くておいしいとか でも皮むきが大変P220729E (2)
A040クルミクルミ科落葉高木 自生するのはほとんどがオニグルミ 核果を食べたP220729B (6)
A041クロガネモチモチノキ科常緑樹で枝一杯に赤い実をつける 生垣に仕立てられる
A042ケンポナシクロウメモドキ科テンボウ 果実は径7oほど 肥厚舌果柄は甘く食用可
A043コアジサイユキノシタ科淡青紫の小さな花が多数つく 仲間のシンボル装飾花がない
A044コウヤボウキキク科よく枝分かれするので高野山で箒にした 花はハグマと同じ
A045コクサギミカン科葉に特有の臭い 煎じた汁は殺虫効果がある 黄緑色の花P220729E (3)
A046コゴメウツギバラ科花が小さい米のよう ウツギは木の心が「中空」の意
A047コナラブナ科里山では欠かせない主木のひとつ この実がドングリ
A048コマツナギマメ科淡紅紫色の蝶形花をつける 茎は細いが馬をつなげるほど丈夫
A049サカキツバキ科葉は光沢があり鋸歯はない ヒサカキの葉には鋸歯があるP220729C (6)
A050ササクサイネ科葉がササの葉に似ている 暖地の植物
A051サネカズラモクレン科こぶし状の赤い実(サネ)を多数つける 樹液を鬢付け油に
A052サラシナショウマキンポウゲ科茎上部に白色のブラシのような長い花穂を付けよく目立つP220729B (8)
A053サルトリイバラユリ科根茎は薬用になる 病人が山から帰れる 猿は捕れない 
A054サワフタギハイノキ科沢をふさぐほど繁茂し白い花をたくさんつける 実は藍色に熟す
A055ジャノヒゲユリ科細い線形の根生葉を龍の髭にみたてた 花は淡紫色
A056シラカシブナ科材が白いのでシラカシ 別名のクロカシは幹の色による
A057シロツメクサマメ科球状花序に白色蝶花 欧州からガラス器を送るとき詰め物に
A058シンミズヒキタデ科ミズヒキより花が密集し見事 葉にV字の黒斑がない
A059スギスギ科日本特産で自生も多いが有用種として多数植林 花粉症の元 
A060ススキイネ科秋の七草の一つ かやぶき屋根の材料 葉のふちは鋭い
A061スダジイブナ科果実(ドングリ状)は食用可 材はシイタケのほた木になる
A062セリセリ科春の七草 湿地に群生して茎先に白色の小花を多数つける
A063センブリリンドウ科千回煮出してもまだ苦いという古くからの健胃薬 乱獲で減少中P220729C (8)
A064タイアザミキク科別名トネアザミ 関東地方に多く高さ2mにもなり刺が太く痛いP220719A (7)
A065ダイコンソウバラ科根生葉がダイコンの葉に似るため 花は黄色の5弁科P220729B (5)
A066タケニグサケシ科名は草丈が高く茎は中空のため 茎から出る黄色乳液は有毒P220729D (2)
A067タシロランラン科全体的に乳白色の腐生植物で花の形は小さなイカに似ているP220719A (2)
A068チヂミザサイネ科葉が笹に似てふちが縮れる 花は芒が目立ち有刺鉄線のよう
A069ツクバネガシブナ科常緑 枝先に葉が4枚づつ付いてこれがツクバネに似るP220729C (3)
A070ツタウルシウルシ科杉の木などに這いあがる ヤマウルシ同様注意要
A071ツユクサツユクサ科鮮やかな青色の花 黄色く目立つのは仮オシベで虫寄せ用
A072ツリフネソウツリフネソウ科花柄に釣り下がって咲く花の姿を生け花用の釣船にたとえた
A073ツルグミグミ科常緑つる性のグミ 10月頃花を付け翌年5月に実をつける
A074ツルニガクサシソ科山地の木陰にはえ淡紅色の小さな唇形花を多数つける
A075テイカカズラキョウチクトウ科恋した女性の墓石にからみつく蔓は定家の亡霊か? 白い花
A076ドクダミドクダミ科白い花弁状のものは総苞片 薬用(毒痛み)悪臭(毒溜め)説
A077ナツハゼツツジ科ブルーベリーの仲間 径7〜9oの球形の実を多数付け食用可P220729D (5)
A078ヌルデウルシ科葉軸に翼がある 葉にできた虫えいが五倍子(フシ)で染料に 
A079ネジキツツジ科幹がねじれているのでこの名 葉は有毒成分を含む
A080ノカンゾウユリ科橙色の花被片は6枚のユリの仲間 花は朝開いて夕方しぼむP220729D (9)
A081ノブドウブドウ科果実は白、淡緑、紅紫、紫、碧色と多彩だが食用不可
A082ハエドクソウハエドクソウ科尾状の花序に小さな花 根を煎じた液でハエ取紙を作った
A083ハキダメギクキク科世田谷の掃き溜めで初めて発見 舌状花5個のかわいいキク
A084ヒイラギモクセイ科ヒイラグは葉の刺に触れるとヒリヒリ痛む意 花には芳香がある
A085ヒサカキツバキ科名は姫サカキ、否サカキなどの説 葉のふちに鋸歯がある
A086ヒノキヒノキ科昔この木を火おこしに使った 葉先は鈍い 建材として利用
A087ヒメコウゾクワ科和紙の原料 名は紙麻(カミソ)からの転訛か コウゾの別名
A088ヒヨドリバナキク科ヒヨドリが鳴く頃咲くから 茎頂部に小さな花を傘状につけるP220729E (1)
A089フモトスミレスミレ科葉は卵形で斑入りもある 花は白色で心弁に紫色のすじがある
A090フユイチゴバラ科つる状の茎は地面を這う 冬に赤い苺状の実をつける 食用可
A091ホオノキモクレン科葉はも大きいが 初夏15pほどの大きな花をつけ芳香を放つ
A092ホタルブクロキキョウ科花は鐘形で袋のよう 子供達がこれに蛍を入れて遊んだかも
A093ママコノシリヌグイタデ科赤と白の花が枝先に10個ほどつく 茎や葉にはトゲがある
A094ミズタマソウアカバナ科葉腋に花序を出し白色の小花をつける 果実を水玉に見立てた
A095ミズナイラクサ科ミズナは山菜の名でくきの部分を食用にする別名(ウワバミソウ)
A096ミズヒキタデ科花穂を上から見ると赤、下からは白これを水引に見立てた
A097ミツバセリ科おひたしやお吸い物の具として有名 名は小葉が3枚のため
A098ミミガタテンナンショウサトイモ科マムシグサの仲間 仏炎苞の口辺部が耳たぶのように張りだすP220729B (4)
A099ムラサキシキブクマツヅラ科紫色の優美な果実を紫式部の名で美化 花も紫
A100メヤブマオイラクサ科ヤブマオに似るが全体が弱々しい 葉の基部は切形P220729B (2)
A101メヤブマオイラクサ科ヤブマオに似るが全体が弱々しい 葉の基部は切形
A102ヤナギイノコズチヒユ科林内に生え高さ90cm 葉がヤナギのように細長いイノコズチ
A103ヤブガラシブドウ科繁殖力旺盛で生垣などに絡み付いて枯らしてしまう
A104ヤブカンゾウユリ科大輪の鮮やかな橙色の花は朝咲いて夕方しぼむ 八重咲き
A105ヤブツバキツバキ科ツバキは光沢のある木の意 多くの園芸種の基本種
A106ヤブミョウガツユクサ科葉がミョウガ(ショウガ科)に似て林内に自生 ツユクサの仲間P220719A (8)
A107ヤブムラサキクマツヅラ科葉がビロードのような毛に覆われているムラサキシキブ
A108ヤブランユリ科木陰で藤色の美しい花をつける ランの仲間ではなくユリ科
A109ヤマウルシウルシ科ヌルシル(塗汁)の転訛 樹液は漆塗りに利用 かぶれに注意
A110ヤマガキカキノキ科ヤマガキはほとんど渋ガキ カキの品種を作る台木にする
A111ヤマジノホトトギスユリ科花びらに紫点がある これを鳥のホトトギスの胸毛と見た
A112ヤマツツジツツジ科初夏の山を彩る代表的ツツジ 色は朱赤色〜紅紫色まで様々
A113ヤマハギマメ科秋の七草のハギは本種 紅紫色の蝶形花をつけるP220729D (7)
A114ヤマブキバラ科ヤエヤマブキには実がつかないがこれには実がつく
A115ユウガギクキク科良く分枝して白色の頭花を多数つける ユズの香りがする?P220729D (4)
A116リョウブリョウブ科7月に甘い香りの白色の花をつける 若葉は食用になる
A117リンボクバラ科常緑 9〜10月葉腋にイヌザクラのような白い花をつけるP220729C (5)
B000【 シダ植物 】
B001イヌワラビオシダ科葉は2回羽状に分裂し先端の羽片は尾状伸びる 軸は紅紫色
B002ウラジロウラジロ科新年の飾りとして使われる 葉の裏が白い 葉柄は2つに分岐P220719A (5)
B003オオバノイノモトソウイノモトソウ科イノモトソウに似るが大形で中軸に翼がなく栄養葉の幅が広い
B004クサソテツオシダ科湿った明るい場所に群生 若芽はコゴミと呼ばれ山菜として有名
B005コシダウラジロ科ウラジロより小形で葉軸が二つ、二つと分岐して繁茂 暖地系P220719A (4)
B006ノキシノブウラボシ科葉身は羽裂せず線形で厚く、葉柄は短い 葉の先端はとがる
B007ハリガネワラビオシダ科葉柄は褐色 最下羽片がハの字形 ソーラスは円腎形で大きい
B008フモトシダイノモトソウ科1回羽状 下にゆくほど羽片は大きい 全体に多毛 鱗片はない
B009ベニシダオシダ科芽がでるとき全体が紅色 葉裏の若いソーラスも赤いシダ
B010ホラシノブイノモトソウ科細かく羽裂し裂片の先は丸く繊細で女性的なシダ 紅葉するP220719A (6)
B011マメヅタウラボシ科まるい葉でツタのように岩や木を這う 胞子葉はヘラ形
B012ヤブソテツオシダ科葉は単羽状に分裂 低地のヤブなどで普通に見られるP220729B (1)
C100【 コケ・藻類 】
D000【 地衣類 】
D001ウチキウメノキゴケウメノキゴケ科岩上や樹幹に着生する葉状地衣 ウメノキゴケと同じ灰白色
D002ウメノキゴケウメノキゴケ科梅の木などの樹皮や岩石面に着生 空気汚染の指標植物
D003ウラジロゲジゲジゴケムカデゴケ科地衣帯は青みがかった灰白色 5mmほどの子器を多数つける
D004オオマツゲゴケウメノキゴケ科マツゲゴケに似て辺縁から睫状の毛が出ている 区別難しい 
D005キウメノキゴケウメノキゴケ科ウメノキゴケの仲間 和名は地衣体表面が黄緑色のため
D006コモジゴケモジゴケ科黒い筋状の子器の形が文字のように見える
D007チャシブゴケチャシブゴケ科樹皮に着生 灰白色で薄く粒状か痂状でふちに黒色の縁取り
D008ツブダイダイゴケキノリ科地衣が淡黄色でつぶ状に見える
D009トゲハクテンゴケウメノキゴケ科樹皮や岩に着生する中型の葉状地衣帯 中央部に裂芽が密生
D010マツゲゴケウメノキゴケ科平地から低山地の樹皮に着生 辺縁から睫状の毛が出ている
G000【 鳥類 】
G001ウグイスヒタキ科ご存知の春を告げる「春告げ鳥」 笠間市の鳥 留鳥
G002ソウシチョウチメドリ科東南アジア原産 美しい鳥だが繁殖力強いので特定外来生物
I000【 両生類 】
J000【 魚類 】
L000【 軟体動物 】