活動記録
2022.03.26 北山公園・天神の里周辺

  第72回自然観察会で出会った生き物
北山公園・天神の里周辺で見られる動植物を一覧表にまとめました。 表は先生方が2022年3月16日の事前調査及び観察会の当日に 確認されたものを示します。今回確認されたのは種子植物158種、シダ植物15種などです。 写真欄の番号をクリックする と、事前調査及び観察会の当日に撮影した写真が表示されます。  また、写真集はこちらです。
 写 真 
A000【 種子植物 】
A001アオキミズキ科真っ赤な実をつけるのは雌株 日陰でも元気に繁殖する
A002アズマネザサイネ科東日本で最も普通に生える ザルやカゴの材料になる
A003イチヤクソウイチヤクソウ科常緑多年草 名は全草を乾燥して薬用にするため
A004イヌコリヤナギヤナギ科行李の材料になるコリヤナギに似るが、あまり役に立たない意P220326C (4)
A005イヌツゲモチノキ科葉や枝の姿はツゲに似るが、花・実ともまったく異なる
A006イヌマキマキ科太平洋側海沿いの山地に自生 コウヤマキに似る 生垣に利用
A007ウグイスカグラスイカズラ科早春の野山にいち早くピンクの花を咲かせる 実は食用可P220316A (3)
A008エビネラン科ランの仲間 花の色は紅色〜白色 根がエビの尾に似る
A009オオイヌノフグリゴマノハグサ科実が犬の陰嚢のうに似る 花は爽やかなるり色 渡来種
A010オオバコオオバコ科葉が広く大きい 人や車で踏み固められたところにも多い
A011オランダミミナグサナデシコ科葉をネズミの耳に見立た 茎は淡緑色 花は白 明治に渡来
A012カタクリユリ科早春に2枚の葉を広げ中央部から花茎が出て赤紫色の花が咲くP220326C (2)
A013カタバミカタバミ科夕方葉を閉じると片方がかけて見える ヤマトシジミ蝶の食草
A014カントウタンポポキク科関東中心に自生 総苞片が外側に反り返らず角状突起があるP220316A (4)
A015キッコウハグマキク科花は槍や兜につく白毛の飾り白熊に、葉は亀の甲に似る
A016キツネノカミソリヒガンバナ科ヒガンバナの仲間で一回り小型 葉の形をカミソリと見る
A017キランソウシソ科地面にへばりつくようにして紫の花をつける ジゴクノカマノフタP220326C (5)
A018クヌギブナ科丸いドングリをつける 名は「クリ似木」が転訛した説他
A019ケヤキニレ科材は木目が美しく狂いが少ない 名は尊い、秀でたの意
A020コウヤボウキキク科よく枝分かれするので高野山で箒にした 花はハグマと同じP220326C (9)
A021コナラブナ科里山では欠かせない主木のひとつ この実がドングリ
A022サイハイランラン科花の形が采配に似る 外見は地味な枯れ草色 唇弁は紅紫色
A023サルトリイバラユリ科根茎は薬用になる 病人が山から帰れる 猿は捕れない 
A024シュンランラン科早春に咲くのでシュンラン ホクロやジジババの別名もあるP220321B (2)
A025スギスギ科日本特産で自生も多いが有用種として多数植林 花粉症の元 
A026セイタカアワダチソウキク科繁殖力旺盛な外来種で有名 黄色い小さな花が泡立つよう
A027セイヨウタンポポキク科欧州原産で繁殖力旺盛 総苞外片が反曲 食用として輸入
A028センニンソウキンポウゲ科花は白色で芳香を放つ 果実に白髪状の毛がつくので仙人
A029タチツボスミレスミレ科一番身近に見られるスミレ 花は淡紫色が普通だが白色もP220327D (3)
A030タネツケバナアブラナ科種もみを水に漬ける頃咲くから説 群生し白い小花をつける 
A031ツルグミグミ科常緑つる性のグミ 10月頃花を付け翌年5月に実をつける
A032ツルリンドウリンドウ科つる性のリンドウ 紅紫色の実を多数つける
A033ナズナアブラナ科早春に白色小花を多数つける 春の七草 別名ペンペングサ
A034ハンノキカバノキ科水湿低地に生育 畦に植えて稲架木にした ミドリシジミの食草
A035ヒイラギモクセイ科ヒイラグは葉の刺に触れるとヒリヒリ痛む意 花には芳香がある
A036ヒサカキツバキ科名は姫サカキ、否サカキなどの説 葉のふちに鋸歯がある
A037ビナンカズラモクレン科サネカズラに和名統一
A038ヒノキヒノキ科昔この木を火おこしに使った 葉先は鈍い 建材として利用
A039ヒメオドリコソウシソ科オドリコソウに似るが本種は小さいのでヒメ 明治期渡来
A040ヒメスミレスミレ科濃紫色の花をつける、小型のスミレで人家周辺に多いP220326C (3)
A041ヘビイチゴバラ科赤いイチゴ状の実は毒ではないがまずい ヘビも食べない
A042ホトケノザシソ科輪生する葉姿が仏座に似る 春の七草のホトケノザは別物
A043マキノスミレスミレ科シハイスミレの変種で小形 花は濃い紅紫色 葉がぴんと立つP220326C (1)
A044マルバイチヤクソウイチヤクソウ科葉の幅が葉の長さより広いイチヤクソウ
A045マンリョウヤブコウジ科赤い実を多数つける暖地の植物 最近では市内各所で見る
A046ミズバショウサトイモ科北山公園新池の湿地に植栽されたものが開花している
A047モミマツ科日本特産 大きいものは高さ40mにもなる 葉の先端は2裂
A048ヤマコウバシクスノキ科クロモジの仲間で材の香りがよい 山香し 冬でも枯葉が残る
A049ヤマツツジツツジ科初夏の山を彩る代表的ツツジ 色は朱赤色〜紅紫色まで様々
A050ユズリハトウダイグサ科暖地性 葉は枝先に輪生状につき若葉に座を譲るように落葉
A051ヨモギキク科もぐさや草餅の材料 名は善燃草または善萌草の転訛か
B000【 シダ植物 】
B001コモチシダシシガシラ科葉の表面に無性芽を作る 胞子でも繁殖 葉が厚く光沢あり
B002ナガバヤブソテツオシダ科オニヤブソテツに似るが 羽片は光沢があり木の葉っぱのよう
B003ノキシノブウラボシ科葉身は羽裂せず線形で厚く、葉柄は短い 葉の先端はとがる
B004フユノハナワラビハナワラビ科秋に芽生え胞子は10月〜11月に熟し花のように見える
B005ベニシダオシダ科芽がでるとき全体が紅色 葉裏の若いソーラスも赤いシダ
B006フモトシダイノモトソウ科1回羽状 下にゆくほど羽片は大きい 全体に多毛 鱗片はないP220326C (8)
B007シシガシラシシガシラ科葉はオサバグサのように羽状に全裂 先端は尾状に伸びる
B008ホソバトウゲシバヒカゲノカズラ科針葉樹の芽生えのように見える 葉腋に胞子のうが付く
C100【 コケ・藻類 】
C101ハイゴケハイゴケ科岩の上 土手 樹幹下部などにマット状に広がる 茎・葉があるP220326C (7)
C201カワモズクカワモズク科湧水の小川などに見られる淡水産紅藻類 仲間多く同定困難P220316A (2)
D000【 地衣類 】
D001ウメノキゴケウメノキゴケ科梅の木などの樹皮や岩石面に着生 空気汚染の指標植物
D002ウラジロゲジゲジゴケムカデゴケ科地衣帯は青みがかった灰白色 5mmほどの子器を多数つける
D003キウメノキゴケウメノキゴケ科ウメノキゴケの仲間 和名は地衣体表面が黄緑色のため
D004コナウチキウメノキゴケモジゴケ科
D005コフキヂリナリアムカデゴケ科
D006コフキメダルチイムカデゴケ科
D007コモジゴケモジゴケ科黒い筋状の子器の形が文字のように見える
D008サネゴケサネゴケ科地衣体に豆粒(種)のようなものが見える
D009チャシブゴケsp.チャシブゴケ科樹皮に着生 灰白色で薄く粒状か痂状でふちに黒色の縁取り
D010ツブダイダイゴケキノリ科地衣が淡黄色でつぶ状に見える
D011トゲウメノキゴケウメノキゴケ科葉状地衣 直径5cm程で灰白色 背面に烈芽を密集させる
D012トリハダゴケトリハダゴケ科地衣体外見が鳥肌を思わせるようなぶつぶつが見える
D013ナミガタウメノキゴケウメノキゴケ科梅の木などの樹皮や岩石面に着生 縁が波状にうねるP220316A (1)
D014ハクテンゴケウメノキゴケ科全体が灰色 地衣体上に白い点がある 粉芽をつける
D015ヘリトリゴケヘリトリゴケ科岩に固着して灰白色の模様を作る 黒色の縁取りとなる
D016マツゲゴケウメノキゴケ科平地から低山地の樹皮に着生 辺縁から睫状の毛が出ている
G000【 鳥類 】
G001ウグイスヒタキ科ご存知の春を告げる「春告げ鳥」 笠間市の鳥 留鳥
G002ソウシチョウチメドリ科東南アジア原産 美しい鳥だが繁殖力強いので特定外来生物
I000【 両生類 】
I001トウキョウサンショウウオサンショウウオ科湧き水のある雑木林に生息する小型両生類 バナナ型の卵塊P220327D (1)
I002ニホンアカガエルアカガエル科体色が鮮やかな橙色 ヤマアカガエルに似るが背側線がまっすぐP220319B (1)
I003ヒキガエルヒキガエル科体長7〜18p 体色は褐色〜赤褐色 耳腺から強力な毒を出すP220326C (6)
J000【 魚類 】
J001メダカメダカ科全長4p 口は小さく 背びれは体側後方にある 側線はない
L000【 軟体動物 】
L001カワニナカワニナ科殻高30mm程 巻貝 殻色は茶褐色 ゲンジボタル幼虫のエサ