県指定文化財 [笠間城櫓]
【建立】江戸時代
【様式】総欅材、木造二層入母屋造り、瓦葺き
【規模】 二階造り、一階間口8.00m、奥行6.57m、 二階間口6.18m
笠間城には、天守櫓のほかに八幡(はちまん)台(だい)と宍ヶ(ししが)崎(さき)に物見櫓があった。この櫓は八幡台櫓で、平時は武器貯蔵庫に、戦時は物見に使われた。造りは二階建て、屋根は瓦葺きで、窓は一階の左右に三つ、二階は四方に窓が三つずつある。白壁塗りで、江戸時代の城郭建築に使われた様式である。明治13年(1880)に現在地に移築されたもので、昭和49年(1974)に解体修理を行った。現在、真浄寺の七面堂として使用されている。