(目的)

第1条　この告示は、骨髄移植手術その他の理由により、接種済みの予防接種法(昭和23年法律第68号。以下「法」という。)に基づく定期の予防接種(以下「定期予防接種」という。)の予防効果が期待できないと医師に判断され、任意で再度当該予防接種を受ける者に対し、その費用を助成することにより、経済的負担の軽減及び感染症予防並びに感染症の蔓延予防に資するため、予防接種に要する費用の一部を助成することに関し、笠間市補助金等交付規則(平成18年笠間市規則第32号)に定めるもののほか、必要な事項を定めるものとする。

(接種対象者)

第2条　助成の対象となる予防接種の対象者(以下「接種対象者」という。)は、次の各号のいずれにも該当する者とする。

(助成金交付対象者)

第3条　助成金の交付を受けることができる者(以下「助成対象者」という。)は、接種対象者とする。ただし、その者が未成年者であるときは、その者の保護者とする。

(助成の対象となる予防接種)

第4条　助成の対象となる予防接種は、次の各号のいずれにも該当するものとする。

(助成の額)

第5条　助成の額は、助成対象者が予防接種に要した費用と各年度の予防接種の委託料(単価)のいずれか低い額とする。

(助成交付申請)

第6条　助成を受けようとする助成対象者は、予防接種を受ける前に、笠間市特別の理由による任意予防接種費用助成申請書(様式第1号)に笠間市特別の理由による任意予防接種費用助成に関する主治医意見書(様式第2号)及び母子健康手帳の予防接種の記録が記載されているページ又は骨髄移植手術その他の理由が生じる以前の予防接種の履歴が確認できるものを添えて、市長に提出しなければならない。

(助成の承認)

第7条　市長は、前条に規定する交付申請があったときは、内容を審査し、助成の承認又は不承認の決定を行う。

(予防接種の変更又は中止)

第8条　前条に規定する助成の承認に係る予防接種を変更し、又は中止する必要があるときは、助成対象者は、笠間市特別の理由による任意予防接種費用助成変更・中止申請書(様式第5号)を市長に提出し、承認を受けなければならない。

(変更・中止決定通知)

第9条　市長は、前条第2項の規定により助成の変更又は中止を承認したときは、笠間市特別の理由による任意予防接種費用助成変更・中止決定通知書(様式第6号)により、申請者に通知するものとする。

(実施報告及び助成金の請求)

第10条　助成対象者は、予防接種を受けた日から起算して1年を経過する日までに、笠間市特別の理由による任意予防接種費用助成における実施報告書兼請求書(様式第7号)に次に掲げる書類を添えて、市長に提出しなければならない。

(助成金の交付)

第11条　市長は、前条の実施報告書兼請求書を受理したときは内容を審査し、適当と認めた際は、笠間市特別の理由による任意予防接種費用助成確定通知書(様式第8号)により、交付すべき助成金の額を申請者に通知するものとする。

(助成金の返還)

第12条　市長は、偽りその他不正な手段により助成金の交付を受けたと認める者に対し、助成金の全部又は一部を返還させることができる。

(その他)

第13条　この告示に定めるもののほか、助成金の交付に関し必要な事項は、市長が別に定める。