市民の声 詳細
2018年5月受付
※回答当時の内容のため、最新の情報とは異なる場合があります。
古書で見つけた御地の天然砥石について
みなさんからの声（原文）
老生は地質学を専門とする理学博士です。
近年、砥石は人造砥石が主流となっておりますが、特徴がある天然砥石もフアンに支えられて各地で採掘が続けられております。
最近になって関東地方の天然砥石の産地について文献を渉猟しておりましたところ、「笠間北方10km」の七合村赤沢に合わせ砥（仕上げ砥）があるとの記載を見つけましたが稼行状況など詳細は不明です。つきましては誠に恐縮ながら1950年頃に採掘されていたらしい「赤沢の仕上げ砥」の詳しい場所をご教示いただきたく、お願い申し上げます。もしも不明の場合は「赤沢」の位置を示した地図をご恵与いただけませんでしょうか？何卒ご高配のほど願います。
（80代
男性
）
回答結果
「赤沢の仕上げ砥」の採掘箇所として考えられる「赤沢」は、城里町(旧七会村)上赤沢周辺のことであると思われます。
当該自治体の城里町へも問い合わせてみましたが、採掘箇所については見当がつかないということでした。
ただし、明治期には諸産業品として砥石がみられるようですので、採掘はされていたものと推測できます。
近隣の天然砥石の採掘箇所としては、川市(旧岩瀬町)の大泉、堀ノ内では砥石を採掘していたようです。
なお、上赤沢につきましては、笠間市片庭の北方にあたり、県道１号線から県道226号線を北上すると到達します。
検索サイト等の地図でも確認できますので、ご確認ください。
ご期待に添えず申し訳ございませんが、以上を回答とさせていただきます。
担当課
生涯学習課
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